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プライドが傷つかない失敗の数を増やす

 失敗を怖れず、みずから飛び込んでいく人が時折いて、素直に尊敬する。

 けれど、全員がそういう道を辿れるわけではない。環境的な要因もあって、失敗することに恐怖を懐いている人もいる。

 ただ、きっとその人達も失敗そのものが怖いのではなくて、ミスにひもづいた周囲の反応やそこから生じるプライドの傷つきがが怖いのだ。
「失敗=自分はダメだ」が公式化されてしまっているので、その思い込みをまずほどく必要があると僕は思っている。

 そのためには失敗をこなすしかない。なんでもいいわけではなくて、プライドが傷つかない失敗をたくさんするのだ。

 自分にとってどうでもいいと思うチャレンジをする。本当にくだらなくていい。
 たとえば、今は花粉症の季節だから、ティッシュで鼻をかむことがあるだろう。そうして丸めたティッシュをゴミ箱に投げ入れる。それを真剣にやる。

 できなかったところで気にならない、でもできると嬉しい。そういう体験を積み重ねることで、失敗への恐怖感を薄めていく。そうすれば、今まで「無理!」だと思っていたことに挑戦する気が起きてくるかもしれない。

 挑戦するというと、なにか高いハードルを飛び越えなくてはいけないと思っている人がいるのだけど、そんなことはない。まずは自分が飛べると思ったもので、ウォーミングアップしてからやっていけばいいんだ。

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