もっと多く、もっと泥臭く

 言葉がなかなか浮かんでこない日が続いている。

 11月から12月の頭にかけて、毎日のようにだれかと話を聞いてもらっていた。その時は頭の中が言葉で一杯になっていて、noteに書く内容に困ることはなかった。

 けれど、その揺り戻しなのか最近人の相談を受けるようになった。
 人から刺激を受けて、言葉を返す時はどんどん口が動くのに、noteを開いた瞬間に凪に入る。

 身体の中で蠢いているなにかを吐き出そうとするのだけど、いつも失敗して、取り留めのない下書きだけが増えていく。ただ、何度失敗しても試みることが大切だと思っている。

 1度でダメでも10度目でいけるかもしれない。
 10度でダメでも100度目でできるかもしれない。

 とにかく手を替え品を替え、言語化をしていく先で、言語能力は磨かれ、また自分の言葉にならないなにかも輪郭がはっきりしてくる。いつまでたっても言語化できない人は、ただ単に言語化する回数が少なすぎるのかもしれない。

 僕は今日も諦めずに、言葉にしてみる。自分がいまどんな状態であるかを言葉を通して明らかにする。 この行為は不毛かもしれない。けれど、その意味を見出すのは自分だ。

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