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振り返りは予防

 人との付き合い方が雑になっている。返信が遅れがちになったり、普段使う言葉が荒くなったりしている。ふとそう気づいたのは、久々に振り返りを書いていた時だった。

 毎日noteを書いていても、雑記と振り返りでは随分違う。好き勝手に書く前者と違って、後者は自分の体験を元に、印象的な出来事や感じたことを書いていく。

 そういえば、最近振り返りを書かなくなった。

 1年くらい前まではWSやイベントなどに参加する度、振り返りを記していた。けれど、最近はevernoteを開く機会すらほとんどない。振り返りの記録を残す意義があまり感じられなくなってしまったのかもしれない。

 書いたところで、ほぼ見返さない。ならば、口頭で、その場での振り返りはするけれど、個人的な記録として残さなくていいじゃないかと思うようになっていた。

 ただ、こうした自分の雑な振る舞いに気づいてみると、自らを省みる機会を持つのは、他者との共有以上の意味があったのだとわかった。

 どのような種類であれ、変化は細部からグラデーションのように起こっていく。だからこそ、微細な変化に気づけなければ、その移り変わりの過程を見逃し、ある時大きな出来事として目の前に現れる。

 都合の良い変化は見逃しても、嬉しい驚きで済む。けれど、反対の場合は困る。よって、その予防のためにも振り返りをしていこう。

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