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せめて不機嫌でいることを受け入れたい

 その人らしくある。
 ありのままでいる。

 そういう言葉をしばしば見聞きする。それがどういう状態を言うのか、僕は正直なところわかっていない。わかっていないけれど、僕も使っている場合がある。

 ただ、少なくとも自分の現在の状態と真逆なことをするのではないと思うのだ。

 たとえば、しんどいのに笑顔を浮かべて「大丈夫」と言う。
 やりたいと思っているのに我慢してしまう。

 体調が悪い時は体調が悪いように、楽しい時には楽しく、悲しい時には泣けるようにしてあげたい。

 それができないのは、本人の感情の発露もあるかもしれないけれど、周りの受け取る人が許容できているかいないかの問題もある。つまり、不機嫌そうにしていると「不機嫌にしちゃって感じ悪い」と言ったり感じたりしてしまうから、自分の不機嫌さを表に出すことすら叶わない。

 だからこそ、僕は、偽らずにそのまま出せるように受け止めてあげたいし、それを許容できる人間でありたい。そして、それを意識無意識を問わず発していきたい。

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