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やりたいからやる

「結果が出るから楽しい」が出発点になってしまうと、結果が出なかった時とプロセスが楽しくなくなってしまう。けれど、その行為自体を楽しめれば最強だ。

 25年間、結果が出ないにもかかわらず、卓球をやり続けた人を見て、とんでもない衝撃を受けた。勝つことを目標にしていたら、とてもじゃないけれど、続けられない。とにかく卓球が好きで好きで仕方なかったのだろう。

 なにをするにも楽しかったに違いない。そして、ある時に結果が追いついてくる。最初から今に至るまでずっと幸せな時間だっただろう。

 コストパフォーマンスを中心に考えれば、なにが効率的でなにが無駄であるかは明らかになる。ただ、最善の一本道を寄り道せずに進み続けるのはしんどい。
 一方で、自分のやっていることとその過程を中心に置いてみると、全てが美しく、楽しい思い出になるだろう。

 理由をつけてやるのではなくて、やりたいからやる。そのシンプルな動機を忘れてはいけない。結局長くやるには、やる気だけではどうしようもないのだ。

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