始まるのはえらい

　どれだけ配慮した設計にしても、２割くらいの人は始める前に脱落してしまう、という話を聞いた。

　それはオンラインサービスの事例の1つでしかないのだが、確かにそうだよなと思う。どれだけスマホが直感的に操作できるとしても、そこでふるい落とされてしまう人がいる。

　個人的に気になるのは、そのふるい落とされてしまう人達はどう感じるのだろうか？

　前提として、それをやってみたい気持ちはある。しかし、なにかしらの理由で躓いて、脱落してしまう。「慣れていない」と「使えない」には大きな差がある。実はなにを始めるにもそれなりの手続きがあって、それを乗り越えられないとスタートラインに立てない。

　だから、スタートラインに立つ、つまり始めるというのはそれだけで価値がある。三日坊主になろうとも、それは変わらないだろう。