真水存在しない
時期柄、選挙関係の広告動画を見ることがとても多い。
見ていると、気分が悪くなる。
それは政治家のメッセージそのものに対してではなくて、自分のメッセージを純度100%で伝えようとする試みが気持ち悪く感じてしまう。
意図としてはわかる。無駄を排除して、少しでも印象が良くなるように見せる。戦略としては理解できる。ただ、心理的テクニックを詰め込んで誇大化されたイメージは一周して、むしろ胡散臭くなってしまう。
不純物の一切ない真水が自然に存在しないように、あらゆることが完璧な人間と言われると、かえって粗を探したくなるし、違和感を覚えてしまう。
ちょっとくらい混じり気があるくらいがちょうどいいのだ。無駄や不要と感じるものを排除しきってはいけないと改めて感じた。
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