きいろ
「なんで」「自分もまもれなかった」 そればかりが浮かんでは悔しさが自分の頭を刺した なにがこんなに嫌なのか 「自分の感受性を汲んでもらえなかった」 「信頼していた対象から共感できる正義の元裏切られた孤独」 それが思い浮かんだ でも "自分の感受性くらい、自分で守れ ばかものよ" そうだ、いつだって できること、すべきこと、 感情の元にあるはずだったしたいこと にばかり目がいっていて 自分の感受性すら愛せていなかった その時間が待てないと、苦しくなる
近頃はそんなことばかり考えている からだと心をそのままにしていれば、その時にそれが目の前に現れると信じているし 会いたいと願い続けた人とバッタリ居合わせる体験は、宝物の空気を纏わずにふと訪れてきた だれといたいか、なにをするか、だれとあわなくてなにをやめるか それが選択できる世の中に身を置いて感じる ばななさんのように明言するには未熟かもしれないけれどわたしの今の設定の目的はやはり その人らしくあれることを支えたい ということだ 根拠は 一人一人違う人が、そ
「深夜3時をまわりました〜」 そんな聴き慣れた声で始まるラジオが、この5ヶ月間休止していた その間、わたしは「人生で今が一番つらいわ」と思う1日を何度か経験した 今までも、 おひさまが出ても元気にならないなんてあるんだとびっくりしたことや、腫れた目がどうにもならなかった日はあったけど 生きるかどうかの選択なんてせずに生きてきた私にとって、 毎日がその連続だと気付いたのはほんとうにきつい体験だった 何度もわたしの手を引いてくれた彼らの歌に手を伸ばすけど、「でも」と
「バターチキンカレー、プレーンナンで。」 「なにくち?辛さは?」 「普通で」 このやりとりをしただけで ふうっ と一息つける気がする インド(もしくはネパール)料理屋は私にとってちょうどよい 人懐こくてかわいげがあってほっといてくれる、ちょうどよい距離感 メニューは色々試したけど結局バターチキン。辛さはいじらない。テーブルの上の辛い粉を足すこともある タイ料理では熱心にメニューを読む どれを食べてもおいしいことは分かっているので、安心して存分にその日の気分