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日本人の心 13 ワクチン考

前にもコロナやワクチンについて書きましたが、今日のニュースを見て郵便局でクラスターが発生したことを知りました。先日もゴミ収集が出来なくなった市がありました。この国のワクチン接種の優先順位はどうなっているのでしょうか?始めに医療従事者にワクチン接種をしたのは当然でした。そして65才以上の人、まあここまでは普通です。しかしその後は職域接種が始まったもののすぐにワクチン不足で頓挫しました。このあたりから迷走が始まりました。大企業優先批判に対し、まとまれば何でもありなんて感じで応募が殺到し、すぐに予約中止の事態になりました。

海外ではエッセンシャルワーカーに対する敬意があり、公共の為に役立っていることを大変評価しています。警察官、消防官、自衛官(災害時出動)、役所のごみ収集担当、これら最低限の社会活動を維持する上で重要な仕事をしている人はまず優先してワクチンを接種させるべきです。彼ら彼女らを守ることで国民が適切なサービスを受けられ、街を守ることが出来るからです。

もちろん多くの人を接する人は宅配業者を始めたくさんいると思います。これら準エッセンシャルな職員は職域接種の中で優先順位を上げるべきでしょう。郵便局も民営化したからこちらの範疇に入るのかも知れません。

しかし日本がやってきたのは40代から50代の感染が増えるとこの年代を優先し、若者がワクチンを受けたがらないと言うと渋谷に若者専用の接種センターを作り破滅。最近では文科大臣が学生への優先接種を地方に伝達したとか言ってました。接種が進んでいる市町村にはどんどんワクチンを回していたのに地域間で格差がつくと今度は進んでいない市町村にワクチンを優先配布するというお粗末です。

この国はどうしてこんなに場当たり的なことしか出来ないのでしょうか。医療体制が都道府県とか市町村まかせという問題点もありますが、パンデミックには全体を統括する組織がどうしても必要です。そしてワクチン接種も当然そこに含まれるべきなのですが、優先順位付けくらいなら誰かさんが決定すればすぐに出来ることだと思います。

最後まで読んでくれてありがとうございます。

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