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術後2日目

こんにちわ、kira です。
まだ、痛みという痛みを感じずにいられた術後2日目です。
と、思えたのも、消灯まででした・・・


術後2日目を迎えた朝

夜中はまだ眠れました。
朝。
(また歯磨き•••)
と、思いながらも懸命にしました。
そして回診です。ガーゼ交換をしてもらい、ずれていた腹帯をなおしてもらい、背中のゴロゴロもなくなりスッキリしました。
ただ、腰が痛い•••しょうがない•••

お昼になりました

と、突然。
『お薬を置いていきますね』
と、足元近くにあるオーバーテーブルにお薬のケースが置かれました。
・・・ええええええええ〜
全ッ然届かないですよ〜・・・
しかも水も同じところにあるじゃないですか〜
どうしてもどうしても、ベッドの頭をほぼほぼ90度くらいまで上げないと、絶対絶対届かないヤツ〜・・・
しかもしかも、ナースコール、手元にない〜・・・
これは。
やるしかなさそうだ。
覚悟を決めて、リモコン操作をして頭を上げる。めまいがしそうだったので、目を瞑りながら自分で動かす。
内服する前から、何故かぐったりでした。
だけど、きっとこれはリハビリ、私を起き上がらせたくて「わざと」遠くに置いてくれただけなんだ。新人さんだったから、とかではなく、きっと動かない私のことを思って、遠くに置いてくれたんだ、そう、ポジティブに捉えることにしました。

早期離床も2日目

この日も、もれなく、

『はい、じゃあ、今日こそは入り口まで歩いてみましょうか』

昨日よりも意識がはっきりしているし、これは、もう、やるしかない。
まずは起き上がるところから。
と、思うのですが、身体が言うことを聞きません。起き上がるときにどう身体を動かすのか、もはやそれさえもわからない。

『ちょっと待ってくださいね・・・え〜と・・・ちょっと待ってくださいね・・・』

と、何回言ったことだろう。
ようやく、ようやくベッドの端に座ることが出来て、一歩、二歩・・・
前かがみになりつつ、どうしてもお腹をかばう姿勢になってしまう。
三歩、四歩、五歩・・・だんだん足に力が入ってこない感覚と血の気がひく感じがして
『ごめんなさい・・・力が・・・』と言った瞬間、両脇をガッと掴まれまして、半ば強引にベッドへ戻されました。
たったこれだけのことなのに、動けないなんて・・・

『すごいすごい!ここまで歩けましたよ!明日はもっと歩けるようになりますよ!』

なんて、褒められて、申し訳ない気持ちになったりして。
離床2日目はこんな感じに終わってしまいました。
こんな風に術後の離床は進んでいくんだな、と身をもって体験しました。

余談ですが・・・

言えなかったんですけどね、初日の歩行のあとにですね、両足の血栓予防の器械をつけてもらったとき、最初につけてもらった感覚と違うんですよ・・・
恐らくですけど、付け方を間違えられてたのではないかな、と・・・
言えなかったのですけれど・・・

痛みがやってきた

この日の夜、ふと目覚めた時、ものすごい、痛い。
痛いと気がついたら、もう、痛い。
痛い、痛い、痛い。
傷口?お腹?背中?
わからないくらい、痛い。
痛みで呼吸が出来ないのではないかと思うくらい。痛い。
背中に入っている管から痛み止めが入れられるとのことだったので、そのボタンを押す。スーッと背中に何かが通った感覚があって、
『これで痛みが治まるかな』
と、思っていたけれど、つかぬ間に、また、痛い。さっきから15分しか経っていない。痛い。このボタンは30分しないと押せない仕組みになっている。でも痛い。
ちょうど巡回時間だったのか、気がつくと看護師さんがいて、
『痛いですか?』
と声をかけてくれた。声が出せなくて、首をぶんぶん縦にふる。眉間にしわもよる。
『点滴で痛み止めを入れましょう。準備してきます。』
本当にありがたい。痛みに弱い私は今にも泣きそうだ。
でもきっと泣いたらもっと痛い。(と、勝手に思い込んでいた)
痛み止めの点滴が始まって、私は知らず知らずに眠りについたようだ。
気がつくと汗びっしょりになっていて、痛みもだいぶ引けていた。
まだ、夜中だろうな、と思い、もう一度目を瞑ってみた。

☆読んでくださりありがとうございます。
拙い文章ですが、どなたかのお役にたてるといいな、と思います☆


kira 


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