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手術当日〜番外編〜私の知らないところでの話し

こんにちわ、kira です。
苦手な仕事があって、なんで苦手なんだろうかと考えた時に、スキルが自分に身についていないから?慣れてないから?・・・と考えているうちにわからなくなってきて、苦手意識から逃れられない感じになってしまいます。


手術から1年経ちました。
あの、手術の日、入院の日々、もうちょっと思い出すのにもおなかいっぱい、というところでしょうか。
けれど、時々、父親が思い出してはあの日のことを語るのです。

夕方に、長男次男を連れて病院駐車場で夫と付き添いをバトンタッチ。
待ち時間があるだろうから、なにかしら食べ物と暇つぶしの本とか持ってきたらいいよ、と話してはいましたが。
さすがにそういう気にもなれなかったようです。
「あの場所では食べられなかった」
後になって言っていました。
デイルームで待機していた父親のもとに、その日の夜勤の看護師さんが
「連絡ないということは順調ということですよ」
「まもなく終了すると思いますよ」
と、何度となく声をかけに来てくれていたのだそうです。
(きっと、私の「何時ですか」攻撃に優しく答えてくれたあの看護師さんだとは思いますが・・・)
親父にとってはそれが嬉しかったのだそう。

そして、手術終了。
ストレッチャーで運ばれた私(娘)をみて、
「よく頑張った」
と言いたかったそうですが、そこをぐっとこらえて(なぜ?わかるような気がしますが。笑)
「ありがとうございます」
と、周りを囲む看護師さんに言ったそうです。

ストレッチャーが過ぎたあとに教授が来て手術の説明をされたとのこと。
「胆嚢はね、ほぼだめだったから、取ったから。」
「手術は成功。悪いところ取ったから」
「あとは順調に回復してくれるだろうから、若いからね」
と、淡々と、分かりやすく(父親にとって)説明してくれて、しかも教授でありがたかった、と話していました。

私の知らないところで、看護師さんの気遣いだったりとか、教授の説明だったりとか、コトは進んでいたんだな、と。
家族にまで気を遣ってくださる看護師さんに感謝です。


あれから、1年。
5年生存率まであと4年。
せっかく元気になってきたから、やりたいことを楽しみたいなと思います。
(体調と相談して、にはなりますが…)

番外編のお話でした。

☆読んでくださりありがとうございました。
手術の話しはもう少し続きます。
お付き合いいただけると幸いです。☆


kira

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