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病気と治療と、義実家のこと

こんにちは、kira です。
少し、家族のことに触れます。
夫の父親は、夫が小学生の時に他界しており、お義母さんがひとりで3人兄弟(姉、夫、妹。夫は長男)を育て、しかも、3人とも大学まで卒業。
夫は親戚中から「お前が(この先も永遠に)この家を守れ」と呪文をかけられて、しばらくはその呪縛から逃れられずにいました。
この、お義母さんがいい人で、お義母さんから他人の悪口を聞いたことがない。
そして、天然。なにより、機嫌が悪いところをみたことがない。
だけど、時々出てくる悪気のない発言。
悪気がないから一番厄介で、何気に傷つく。
わかってやってくる小姑(姉)の方がよっぽど、耐えられる。
(愚痴を少々織り交ぜてしまいました・・・苦笑)
今日はそんな義実家への病気の報告の時のことを書いていこうと思います。
これはもう、参考にも何にもならない記事です。
ほんとにただの体験記。


病気が発覚して、あれよあれよと入院、手術。
何度も、お義母さんに連絡しようと思いました。
報告がないことをすごく悲しがるかな、と思ったからです。
夫は「余計な心配かけたくない」という理由で、
『知らせなくていい』
とだけ言いました。もともと、夫は呪文のこともあってあまり義母ともいい関係ではないのだけれど、私が義母や小姑たちとうまくやっていけているので、近年は連絡取るようにはなっていました。でも、その夫が、知らせなくていい、というのだから、そうせざるを得なかった。

いよいよ仕事復帰も近くなった8月。
やっぱり、言わないワケにはいかないな、と、思い立ち、仕事復帰してしまうとなかなか時間が取れなくなることも考えて、ちょうど、夏休みですし、家族旅行として義実家に行くことにしました。
次男が生まれてすぐにコロナが流行し、何年ぶりかの義実家。
次男もほぼほぼ初めての義実家。
私のトイレ問題や体調を考えて新幹線で移動しました。
久しぶりの義実家はみんな揃っていてにぎやかでした。
姪っ子たちや小姑たちに、お義母さんに会えたこと、本当に嬉しかった。
抗がん剤治療の最中で、体調があまり良くなかったけれど、姪っ子たちとうちの子たちの待望の対面。写真撮影大会になりました。
その日の夜に、とりあえず、お義母さんに病気のこと、手術のこと、そして今治療中であることを伝えました。
お義母さんは涙を流し、泣いてるのか、怒っているのか、本気で心配をしてくれました。
お姉さんと妹にも折をみて伝えることを話し、今月末には仕事復帰だということも伝えました。

次の日。
治療中の私はだるさがあり、別室で少し横になっていたら、急に小姑2人がやってきました。
(心の声)
・・・お義母さん・・・折をみて伝えるって言ったのに、今?
今言え、ということなんだろうな、お子達をみているから今、チャンス、という意味なんだろうな・・・

明らかに呆れている2人に
『ごめんなさい、話があります』
と、切り出し、お義母さんにした話を2人にもしました。
お姉さんは
『分かった、今は大丈夫、なんだね。体調悪いときは無理せず申告して』
と。妹は何も言わず。
とりあえず、夫の家族に報告という任務を果たし、ゆっくり過ごさせてもらうことができる環境をゲットしました。
姉の旦那さんは多分、私達が帰るまで何も知らされていなかったようで
やたらと晩酌をすすめられましたが、夫が阻止していました。
以前は一緒に飲んでいたからそれでだとは思います。
『お酒で失敗したの〜?キーちゃんならやりそう〜www』
と、ごきげんだったので、訂正せず、そのままにしておきました(笑


本当に家族みんなに心配をかけてしまった帰省になりましたが、話せて良かったと思いました。
お義母さん、お姉さん、妹のKちゃん。
どう伝えたらいいのか、本当に悩みました。
というのも、お義母さんが、6年前に悪性腫瘍切除を、5年前に乳癌手術を受けていたからです。お義母さんはその辛さがわかるから。
そして、私もお義母さんに
『なんでわかった時点で教えてくれないんですか?』
と、言ってしまったから。
だから、私も
『なんでその時に言わなかったの?』
と、言われることはわかっていました。

病気がわかった時点で話してたら良かったのかな・・・多分、話すタイミングはたくさんあったのだと思います。
例えば、入院時に連帯保証人を私の妹ではなく、お義母さんにお願いする、ということにして、それを機に話す、みたいな。
だけど、あとになって振り返ってみると、ウチの家族はコレで良かったと思います。きっと、初めのうちに話していたら、飛んでくるだろうし(新幹線の距離なんでね)、逐一(ほぼ毎日)連絡をしなければ収まりつかなかっただろうし。
そして、手術後なんて特にスマホすら触れなかった時期もあったし、もう、それどころではない退院後の生活を送っていたし、そんな時に、連絡がないことを怒られたり(心配で、ね)こちらも連絡する義務、みたいなのも生まれてしまうので、今回は、うん、コレで良かったのだと思います。
まあ、コレでよかったと思っているのは私だけで、お義母さんたちは違うかもしれないのですが・・・笑

家族によって、良きタイミングがあると思います。
以上、体験談でした。


☆読んでくださりありがとうございます。
離れている家族だと余計心配かけてしまいますよね☆


kira

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