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大好きな柴田聡子さんについて語りたい(9)『灯台より』の歌詞考察

※この記事はZINE『100mをありえないような速さで走る50の方法』第2集に収録されています。ご購入の際はご留意ください。
ZINE収録時には記事の一部をカットや修正することもございます。何卒ご了承ください。


こんばんは。桐山もげるです。

本記事について

1月19日に配信されたadieuさんの新曲『灯台より』の歌詞の考察記事です。この記事は、一旦無料で公開した後に有料記事に移行し、柴田聡子さんのFANZINEの第二集にも収録する予定です。

※幹となる内容は書き終わっていますが、2月13日現在、最後の項が書きかけです。予めご了承ください。→5月14日に書き終わり、編集済みです🐋

歌詞全文

2022年3月9日にadieu staffさんがTwitterで歌詞の全文を記載した画像をアップされていらっしゃいます。

また、YouTubeで配信されているMVの「概要欄」に歌詞は記載されています(MV自体にも素晴らしいアニメーションとともに歌詞が浮かび上がります)。

『灯台より』歌詞考察

「現段階において」の本作品の歌詞の解釈を述べます。

この作品は、これまでの柴田聡子さんが書かれてきた歌詞と大きく印象が違うところがあると思います。それは「死生観の表現」です。また、この歌詞のテーマが本記事で考察するような「男女の恋愛」であるとするならば、かなり大胆な「大人の恋愛」の描き方をされており、ドキッとする内容となっているのも新鮮と感じます。

<歌詞の分類について>

この歌詞は過去記事(※)でまとめた「歌詞の世界観の分類」でいうと、「2.恋愛の歌」が該当する曲と思っています。(※)「大好きな柴田聡子さんについて語りたい(1)柴田さんの歌詞の分類についての考察」です。詳しくは下記リンクをご参照ください。

<「登場人物」と「ストーリー」>

この歌詞の「登場人物」と「ストーリー」について次のような解釈を考察しました。「ストーリー」は<歌詞の表現の解釈>の項に、より肉付けをしてまとめています。

「登場人物」

”わたし”:主人公、女性。

”あなた”:”わたし”の恋人、男性。

「ストーリー」

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