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無名人インタビュー受けました!


インタビュー受けました!

今まで何度かインタビューを受けたことがあって、思ってたんです。
語ることで、自分でも気づかなかった何かが見えてくることがあなあ…って。

今回見つけた「無名人インタビュー」。
誰でも、自分のことを語りたい人は、応募すればインタビューを受けられるというもの。
「面白そう!」とさっそく応募してみました。
そして実際とても面白かったので、みなさまにもおすすめしたいのと、気づいたことがあるので、まとめておこうと思います。

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インタビューはzoom(基本顔出しなし)。過去、現在、未来を、問われるままに、1時間語ればOK。
あらためてインタビューされてみて、「占いの仕事に似てる」と思ったのです。

インタビューは占いに似ている

占いでも、一期一会の初めて会う人に、これまでの人生や今のお悩み、今後の心配事などを聞いていきます。
「今、どんなことをされているんですか?」
「どんな子ども時代を過ごされましたか?」
「そのとき、どう感じましたか?」
今回インタビューを受けながら、こういう質問、占いでもすることあるなぁと思いました。
インタビュアーも占い師も、聞く側として「引き出す力」が問われます。
特に占いでは、語りたがらない、語ることが苦手な方も少なからずいらっしゃるので。
わたし自身は自分が語るより、人の話を聞くほうが好きです。副業占い師さんにインタビューした話をまとめた「副業占い師ブギ」という本を出したこともあります。

副業占い師ブギ

インタビューの際は、もちろんある程度は事前に「聞きたいこと」を決めておくのですが、意外な方向に進んでいくことがあります。インタビュアーは、ただ質問して受け取るだけでなく、話の流れを見ながら微調整していく、船頭みたいな役割なのです。
それがいい感じに転がっていくと、語り手も想定しなかった面白い方向に話が進んでいったりします。
今回も、わたし自身は「占いの仕事」について語ろうと思っていました。ところが、インタビュアーのポンプさんが拾ってくださるのが、「虫の話」だったり、「文章を磨く話」だったり、想定外の方向に転がっていって、結果的に、味わい深い、面白いインタビューになりました。

そもそも、1時間ひとりで語るのってものすごく難しいんですよね。スペースなどで、何時間もひとりでしゃべることができる方、本当にすごいです。わたしはとても無理。
でも、聞かれることに答えていくのならできるんです。1時間あっという間でした。

AIが書く時代は、編集力が必要になる

そして、インタビューを終えて。
文字起こしして編集した原稿を、チェックさせてもらえるんですけれども。
わたし自身、物書きをしていて、こういうチェックのときは、編集の目線で読むクセがついてまして。
基本的に会話の文章って、……長いし、くどいんですよね。
この無名人インタビューでは、できるだけ会話の言葉のそのままを活かしたいが、気になる箇所は直していいとのことだったので。物書きとしてどうしても、読みやすくしないでいられないという職業病が出まして、かな〜り、削りました。
1時間の話を文字起こしすると、14000〜2万字くらいになるんですが、WEB読み物としては長すぎます。インタビュー部分を9700字くらいまで削りましたが、それでもかなり長く感じると思います。(ちなみに当ページ「無名人インタビュー受けました」は、2000文字ちょっと越えるくらい)
重複、無駄な言葉を削りつつ、文章の順番の混乱などを整理し、改行を入れて、読みやすくしました。

こういう編集的作業も楽しいなって最近感じます。
実はこれこそが、この先、すごく重要になってくると予感しているんです。
AIでなんでも書けるようになるからです。
インタビューも、コラムも、エッセイも、ハウツーも、内容さえ指定すればAIが書いてくれる時代になっていきます。AIに対してはいろいろ思うところもありますが、普及していく流れはもう止められないと感じます。
でも。なんでもできるAIに唯一できないことがあります。
いいか悪いかを「判断」することです。
編集に必要な、「なんかいい感じ」「微妙にひっかかる」「これは要らない」という判断をするのは人間にしかできないと、わたしは思います。

このインタビュー企画を通して、編集の大事さを再確認することができたのは、大きな収穫でした。

インタビューしてくださったポンプさん、主催のqbcさんに心から感謝します。
ありがとうございました!


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