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京都西陣・お気楽着物コーデ(20200918) ~もうすぐ秋のギリギリ夏着物②~

こんにちは、京都西陣のkiritsuboです。まずはコーデ全体のご紹介。
コーデの詳細はあとに書いてます。

1.2020年9月18日の着物コーデ。

20200918着物コーデ (5)

2.当日の天気

最高気温 30.5度、最低気温 26.5度

この日はえらい暑い日でした。夏の最後の悪あがきみたいな天気でしたね。
雨が降る時もあるという予報でしたが、私が出た午前中は雨も降らず、雨コートも着てなかったです。一応草履にはカバーかけてましたが、最近はカバーかけても雨に遭うことがないので、お守りみたいなもんですね。

3.着物

これも着付けの先生に譲っていただきました。セットでいただいた帯も涼し気やったのですが、金糸が入っているので場所を選んでしまい、なかなか使えません。あとで紹介しますがこっちの帯のほうが合ってると思いました。

20200918着物コーデ (1)

この日、暑くなってよかったです。落ち着いた色合いやけどやっぱり真夏に着る絽を9月の半ばに着ているので、ちょっと引け目がありました。絽特有の筋が見えるので、一目ではっきりと絽やとわかりますしね。

素材は正絹、濃い茶色と薄い茶色の縞があります。この縞模様が絽の特徴です。見た目は秋です。

4.帯

(名前入り)20200918着物コーデ (5・帯部分))

いつもの天神さんのお店で買いました。これはお買い得でしたね~
他の着物に合わせるつもりはなくて、とにかくこの着物で締めたくて買いました!でもまたこの帯に合わせたい着物を買うのやろなぁ…

紬の名古屋帯です。金色の紅葉がきれいでしょ♪ 金箔やなくて金色(きんしょく)という光った明るい茶色の糸のようです。柄的にはすっかり秋ですが、これも夏の帯なんですよ。季節を先取りした柄を身につけるのがおしゃれなんです。

5.帯揚げ

(名前入り)20200918着物コーデ (5・帯揚げ部分))

私が持っている絽の黄色の帯揚げのなかで、一番色の濃いのを選びました。卵色のような色。濃い茶色の帯なので、それでも明るく感じられます。茶には黄色やオレンジ、柿色、緑がよく合いますが、秋が深まるにつれ、これからだんだん色を濃くしていくことになります。緑を使うのやったら、ちょっとくすんだ色のほうがいいですね。

6.帯締

(名前入り)20200918着物コーデ (5・帯締部分))

前回と同じレースの帯締ですよ。前回は帯になじませるために使ったのですが…

今回は引き締めのための使用法です。結構目立ってますね。

(名前入り)20200918着物コーデ (5・帯部分))

7.下着

肌襦袢と絽の薄い長襦袢(ポリ)。

この着物は着丈は短いですが、袖丈も裄丈も普通サイズ。

補正はいつものようにウエストと胸周り。
今日は暑かったですw

8.コーデの工夫

20200918着物コーデ (2)

濃い帯に目立つ色の紅葉は、まずそこに目が行くので、帯を主体にコーデを考えました。

やや薄めの色の着物に濃い色の帯を締めるとキリっとします。全部暗い色だとボーっとするのでそこに帯揚げと帯締で明るい色を差して、ちょこっと夏感を出しましたよ~

9.全体の感じ

20200918着物コーデ (3)

着物の面積が大きいので、濃い感じはしませんね。ボワッという印象にならないように、やはり明るい色を入れるのは大事です~

ラジオのポッドキャストのところに全体の写真がありますので、よろしかったらどうぞ。
ポッドキャストは、3カ月で消えます(と聞いてます)。

https://radiomix.kyoto/episodes/episodes-21264/

この日のテーマは「おまんじゅう屋さん」。
京都には「おまん(じゅう)屋さん」というお店があります。ここがなかったら京都の年中行事ができないというくらい大事なお店。なのに最近数が減ってきて、年中行事そのものが行えなくなるという悪循環が生まれているのです。どんな行事がこれらのお店とどう関わっているのかというお話です。

10.全部の価格は?

着物 :10,000円
帯  :約4,000円(3本で10,000円)
帯揚げ:約2,000円
帯締 :約1,500円(3本5,000円)

合計 :18,000円ほど。

全体から見たら安いのですが、私の夏着物の中では一番お高くなってますね。正絹でもあるので、唯一雨の日に着るのを避けたい着物です。

コーデの参考になりますように。

次の着物コーデは

前回の着物コーデは


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