【学習塾の経営】「先回り指導」で退塾者ゼロを実現する
こんにちは、港区で学習塾を経営している霧島です。
最近はフランチャイズオーナーさんの経営サポート(校舎運営のサポート)もさせていただいております。
さて、今回は「経営の安定には「退塾者ゼロ」が一番重要」という話をしていきます。
退塾者ゼロだけを目標に経営してきた
学習塾を運営していると、どうしても「新規入塾者」に目が奪われると思います。
実際、僕がフランチャイズオーナーさんと話をしていると「今月の新規入塾者の数が伸びなくて…」とよく聞きます。
その一方で「退塾者数」が話題になることは非常に少ないです。
「退塾者が出ちゃうのはある程度仕方ないからさ…」というオーナーさんもいます。
たしかに新規入塾者数は重要です。しかし、これはどうしても時期による変動や運要素も大きく、ある一定程度において「どうしようもない」という面があります。
そのため、少なくとも個人塾は「退塾者をゼロにすること」が最も重要です。
なぜなら、塾長の力である程度コントロールできるからです。
退塾は技術によって防ぐことができます。
具体的には、塾長が「適切な時期に、保護者と生徒に適切な話をすれば」退塾はほとんどゼロにすることができます。
決して自分を誇るつもりはありませんが、私が運営する塾は「立ち上げから今まで退塾者ゼロ」です。
厳密には「指定校が決まったから」といったハッピーな退塾者はいます。
退塾防止は技術
繰り返しですが、退塾防止は技術の問題です。
しかも特段難しい話ではなく、例えば
1か月後に模試があるなら、模試の目標設定をするよう促し、うまく決められない生徒にアドバイスをする
夏休み前に「夏休みの目標」を一緒に決める。親御さんにも電話か面談でお伝えして、親御さんをうまく巻き込む
入試が近づいてきた10月頃に「志望校と併願校をどうしようか」と投げかけ、親御さんを含めて早めに検討を進める
言ってしまえば「当たり前のこと」ですが、日々の業務の忙しさで「上記3つをしっかりできている」と胸を張って言える教室長は限りなく少ないと思います。
現に私がオーナーさんから受ける相談のほとんどが「教室長に当たり前のことを当たり前にやってもらいたいだけなんだけど…」です。
「先回りしている感」が生徒と保護者に安心感を与える
生徒と保護者が塾に求めるものは、究極的には「専門家(教室長)によって与えられる安心感」です。
そしてその安心感を演出するのが「先回り感」です。正直、これさえあれば退塾者をゼロにすることも十分に可能です。
実際には「校舎や教室長のカラーにあわせた先回り」が大事になりますが、ざっくりいえば「模試やゴールデンウイーク、夏休み、入試本番」などの主要なイベントの1か月前に生徒に働きかけをすることが最重要です。
いま以上に塾経営をうまくやっていきたい塾長・オーナーさんは「教室長に先回りするよう指示する」のが最も効果的です。
もし「具体的に何と言えばいいのかわからない」というオーナーさんがいれば、ぜひ霧島までご相談ください。限りなく短い期間で教室長さんの意識改革を実現します。
では、本日はここまでです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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