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広島 原爆資料館へ行ってまいりました!

こんにちは。空沙です。

昨日投稿した「青春の灯と命の灯」は、私の夢の内容を元にした話です。

↓「青春の灯と命の灯」記事


普段は起きたら見た夢は忘れてしまっている私ですが、この夢はずっと記憶に残っていました。
リアルに感じた恐怖は薄れてしまっていくけれど、夢で感じたことはいつまでも忘れられない。
記事では爆弾と書いていますが、夢で見たのは原爆なんです。
ずっと忘れられなかった夢に、運命的な何かを感じたので、先日、日帰り広島一人旅に行ってきました!!
広島にある原爆資料館に行き、当時の写真や原爆体験伝承者という方の話も聞かせていただきました。
三十年以上も生きていると学校で教えられる内容や、テレビ特集などである程度は知識があったつもりです。
けれど実際に見て、聞いてみると違う。
同じものを見ても、画面を通して見るのとは全く違う。
資料館を進んでいくと、亡くなった方が当時来ていた服などが展示されています。
ずっと無臭だった空間の一部に、急に匂いがある場所があるんです。
それは香水でも汗の匂いでもなく、よくわからない匂いでした。
ガラスケースの中におさめられているので、展示物から匂うことはありません。
もしかしたら数多くいる来館者の誰かの匂いかもしれなかった。
けれど、ずっと同じ匂いが続くわけじゃなく、ほんとうに一部の展示スペースだけの匂い。
それは生きたくても生きられなかった人たちの思いが乗っているようで、とても心が痛みました。

私が好きな小説のジャンルはホラーミステリーです。
殺人鬼が主人公だったり、シリアルキラーと戦う刑事などの作品が大好きでよく読んでいます。
フィクションの世界でも、死というワードに慣れていると思っていました。
けれど、あっちを見てもこっちを見ても、本当の死を感じると胸が辛くなりました。
真っ暗な展示室だったので、余計そう感じられたのかもしれません。
そこから明るい場所に出ると、スッと心が軽くなった気がしました。

生と死がテーマになっている物語を見て、生きることが尊いことを頭で理解はする。
けれど嫌なことや辛いことがあったら、私たちは簡単に死にたいと言ってしまう。
実際に被爆された方たちの形見などを見ていると、そんな自分が恥ずかしくなります。
なにが嫌なんだ、なにが辛いんだと。
辛くても生きたいと願ったこの人たちは、生きることができなかった。
私はいま、生きることも死ぬことも選択できる。
こんなに幸せなことはない。
死は必ず訪れるから、生あるうちに嫌なことや辛いことも全て受け入れて生きていこう。
そう、思いました。

今後の記事は、原爆のことについて書くことが増えるかもしれません。
暗い内容ばかりだと私もしんどくなってしまうので、たまに平凡な記事を書いたりもして…。
変らずに応援していただけると、嬉しいです。

今日も読んでいただいて、ありがとうございました。


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