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元焼き鳥屋/格闘家/ライザップ人気トレーナーが行き着いた、キリロム工科大学

今日は、仕事を辞めて36歳でキリロム工科大学に入学した大前正輝さんにインタビューしてみました。とってもユニークですよね。興味津々です。

鍛え上げられた体の大前さん

大前さんプロフィール

(くろせ)今日はありがとうございます!最初に自己紹介お願いします。

(大前さん)大前と申します。高校は大阪学院大学に進学したんですけど、その後20歳から自分で大阪で焼き鳥屋を経営しました。
格闘技をする方がお客さんでよく来られて、昔から好きだったんでやりたくなって、格闘技を始めました。で、それは30歳まで続けて。怪我が多かったんで引退して、その後は ライザップ株式会社に入社しました。その時、お客さんにキリロム工科大学(KIT)のことを教えてもらって、そんな大学があるなら行ってみようと思って一大決心をして、ライザップを辞めて、KITに入学して、今です。

(くろせ)おー、ちなみに今おいくつですか?

(大前)38です。

(くろせ)若く見えます!少し前からよく聞く「リスキリング」でしょうか?なぜKITに入学したか教えてもらえますか?

入学のきっかけ

(大前)働いている時にお客さんから聞いて、Facebookで情報を見たらすごく面白そうで、行ってみようと思いました。

(くろせ)どんなところが面白そうと思ったんでしょう??

(大前)まずカンボジアの山の上で、現地の学生と寮生活できるとことで、強くなれそうだと思いました。さらに英語もITも勉強できるっていうので、僕は筋トレが好きなので、その筋トレとITを組み合わせたアプリとかが作りたいなと思って入学を決めました。

(くろせ)実際KITに来ると鍛えられますよね。社会人からの挑戦で、ハードルがあったりしたのでは??

(大前)ハードルはいっぱいありました。まず英語は全然喋れなかったんで、1から勉強する必要がありました。YouTubeから始めて英検を3級から受けていって。落ちては受かって、落ちては受かってを繰り返して最終的には 英検2級を合格してっていう感じでしたね。KITの英語試験を受けた時に落ちたので、このペースでは全然受からないと思ったので、3ヶ月間マルタに語学留学をすることを決めました。おかげでなんとか、多分ギリギリやったと思うんですけど、英語試験に受かることができて、入学できました。

(くろせ)なるほど、諦めないで達成する力、素晴らしいです。実際入学して勉強や生活面はどうですか?

キリロム工科大学での学生生活

(大前)実際にカンボジアに行ってみたら、最初水が合わなくて、1週間ぐらいお腹が痛いっていうのにちょっとびっくりしたっていうのはありました。でも1週間ぐらいですぐ治まりましたね。

入学してからは学生寮で僕とカンボジア人の学生達と一緒に生活していました。朝から授業をキャンパスで受けて、そのままお昼ご飯を食べて、またキャンパスに戻って授業を受けて、夕ご飯もまた学食で食べて。で、その後は寮の部屋に戻って友達とゲームしたり、外に出てキャンプファイヤーしたりとかそういう感じで過ごしてました。

学生寮の友人とカンボジアのケーキを食べる大前さん

(くろせ)勉強は大変ですか?

(大前)かなり大変です。英語もまだ全然そこまで上達してたわけじゃないんで、授業の英語がわかって半分ぐらいで。1年生の時は50%ぐらいしかわからなかったんで、録画されている授業をクラスが終わった後にまた見直して、2-3回見直してようやく理解ができるっていう感じで勉強してました。普通の勉強のスピードに比べたら多分2倍、3倍ぐらい時間がかかってると思います。

(くろせ)今は理解度が上がってきているんですね。勉強以外で困難なことがあったらお聞きしたいです。

(大前)筋トレができないことですね。僕は筋トレが好きなので、筋トレの器具がないっていうのにすごく困りました。どうやって解決したかって言うと、もう一人、筋トレ好きな友達を見つけて、その子と一緒に筋トレの器具を1から作ろうぜって言って。コンクリートを工事現場の人にもらって、それに鉄パイプを挿して固めて、ダンベルとかベンチプレスとかを作って、友達と朝から筋トレをしていました。

筋トレの器具を自ら製作する大前さん

(くろせ)ないものは自ら作るの精神ですね。ストイックです。

ここでしかできない経験・自身の変化

(くろせ)KITでしか経験できなかったと思うような出来事はありますか?

(大前)有名な起業家の方がカンボジアの大学まで来て事業やキャリアについて話してくれる機会が豊富にありました。その時に直接話したりできるっていう経験はできないなと思います。

あとは、カンボジアの学生はたくさんいて日本人の学生はすごく少ないんで、カンボジアの友達がいっぱいできますね。あともう一点は、大学がカンボジアの山の上にあってすごく涼しくて、環境的にめっちゃ勉強に集中できます。日本にいるときよりもすごく勉強しやすかったです。

(くろせ)入学する前と後で、そういった経験を通して自分自身が変わったと思うことや発見があれば教えてください。

(大前)英語を喋るのに躊躇しなくなったところですね。今日本にいるんですけど、外国の方と話すのに全然抵抗感がなくて、なんだったらこう、ちょっと困ってる人とかがいたら、May I help you? みたいな感じで喋りたなる、みたいな感じがすごく大きな変化だなと思います。

もう1つの新しい発見は、自分がこんなに海外に行きたいっていう気持ちが強いっていうのは知らなかったですね。僕が入学してからKITは旅する大学っていうコンセプトに力を入れてくれていて、そのプログラムの一環としてタイに行ったり、インドネシア、ベトナム、インドの交換留学プログラムに参加できます。その海外に行く経験がすごく楽しくて新しい発見がある。もっといろんな他の国に行きたいなっていうモチベーションに繋がっていて、それは自分自身の新しい発見です。

(くろせ)これからも新しい発見がありそうですね!今目標にしていることありますか?

現在の目標とそれに向かう努力

(大前)起業したいんですよね。自分で大学生のうちに起業をしたいんです。ただ、なにをテーマに起業するっていうのがまだ定かではなくて、今それを探しているところです。機械学習を使ったシステム開発の分野に進んでいこうかなと考えています。そのために、来年4月からインドの工科大学に2年間、交換留学のプログラムで行こうと考えてます。

(くろせ)そうか、まだ卒業まで時間がありますね。KITは今年から日本人の学生さん募集を再開するんです。先輩として大前さんがいるとより学びが多そうです。高校生から社会人まで、入学を検討している方に向けて、メッセージいただけませんか?

(大前)みんな来てほしいねんけどな。あかんところが1個もないんですけど。どんな人でも成功できるし、どんな人でも楽しいと思います。

ただ、1つ言えることは、自分がやりたいこと、好きなことを見つけられる人が一番いいんじゃないかなと思いますね。待ってるだけとか、言われたことをやるっていう受け身の感じだと、あんまり成長しないとか、あんまり楽しめないかもしれないです。

やりたいですって周りに言っていけば、周りの人は助けてくれるんで、言った者勝ちというか。僕も、他の学校行ってみたいですと言い続けたら、先生やスタッフがなんとかしてくれて、今こうインドに行けたりするんで、自分からやりたいことを言っていくというのは、すごい大事です。

南インドのVIT大学(Vellore Institute of Technology)でTechnoVIT2023に参加

(くろせ)KITは学生さんの成功が大学の成功と思っているので、全力でサポートしたいです。今日はいろいろ聞かせてくださって、ありがとうございます!

(大前)ありがとうございました。

✅KITカンボジア(Kirirom Institute of Technology;キリロム工科大学)

2024年、日本で学生募集を再開します。
キリロム国立公園内にキャンパスを擁する工科大学で、プノンペンの都心から車で約3時間の距離に位置します。本学は、産業界との強固なパートナーシップを結んでおり、(1)ソフトウェアエンジニアリング、(2) 観光経営、(3) 計画デザインの3つの専攻において、実践的な教育と革新的な学習環境を提供します。これらを通じて、本学ではAIの時代において、国際的に活躍のできるリーダーを育てることを目指しています。

短期留学、スタディキャンプも、欧米と比べてリーズナブルな価格で、一生の学びになるプログラムをご用意しています。
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それでは次回またお会いしましょう!


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