「リクルートのDNA」を読んで

こちらの本を読み終わりましたので、自分のためにまとめます。

①本の概要
②個人的な感想
③この本をおすすめしたい人

①本の概要

リクルートのDNA -企業家精神とは何か

著者: 江副浩正 (リクルート創業者)

2007年3月10日出版  価格:686円(税抜)

日本で就職活動をした人なら誰でも知っている、リクルートを創業した著者(江副さん)の自叙伝である。著者が起業し、どのような戦略、努力、そして人脈を構築していったかが詳細に分かる。著者の気持ちに寄り添うことで、自分もリクルートの社員になったかのような気分を味わえる。

②個人的な感想

自叙伝(伝記)であるため、語りかける文体で書かれており読みやすいと思う。ただ、20-30代の人間にとっては時代背景がかなり分かりにくいと思われる。なぜなら、戦後からの復興や学生運動といった今では想像できない状況が背後にあるからだ。

バブルで元気な頃の日本の豪快さを、本著からも感じとることができる。

リクルート事件がどういった経緯であったのか分からないが、この本を読むに”出る杭は打たれる”、という言葉を考えざるを得ない。日本の企業家などを見ると特に。

ただ、今の企業家のようにカリスマという感じではなく(当時はそうだったのかもしれないが)、大学生のサークルのノリでみんなで楽しんで夢中になることを大切にしているように思えた。

③この本をおすすめしたい人

企業研究をしている方におすすめできます(今のリクルートとはイメージが全く異なったため)。

また、先人の知恵を学びたいという起業家たちにおすすめできると思う。(経営等のコツというよりも、どうやって会社を大きくしたかの歴史や苦労を語られているため)。どんなにすごい経営者であっても、かなり努力、苦労されているんだと、改めて感じることができると思います。


お読み頂き、ありがとうございました。

きりり

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?