気づき2

人と関わりながら本当の気持ちを伝えようとする自分はなく、どう応えたらいいんだろう…とばかり考えているのです。どう応えるか、どう言えばいいのか、こういう時はどんな態度をするべきか…etc…。
常に自分の気持ちのありか…ではなく礼儀や常識とでもいうのか、あるべき答えあるべき態度…のようなもの………。そんな漠然とした…でも強固なものが私を悩ませていました。これもまた人との中を遮る存在です。
漠然としているのに強固に在る。とても強固に。
でも私を知る周りの人たちは私がそんな風に思いながら過ごしていることを誰も知らなかったと言います。その時点でも誰も知らないということを私自身も知っていました。隠していたわけではないのですが私は生来明るく人懐こく興味の赴くままに行動する、いわゆる天真爛漫な子だったと思います。
小3までは名実ともにそうでした。内面に暗さを持つようになったのは小4の夏休み以降のことで私はその夏体の変調を迎えました。それは私にとって暗闇のような忌まわしいような、はっきりしないまま迎えてしまったのです。母はそれがどんなに大切なことかを教えてくれることもなく、何か悪いことのような印象を私の中に残しました。
そこから私は自分の存在を受け入れ難い存在だと感じるようになって行った…と気づきました。
そしてそれは他者に対する猜疑心へと……。
本当のことが知りたいその根源は母の本当の気持ちだったのです。 私は母から愛されていないのではないかと感じていたのです。私は3人姉弟の真ん中です。姉とは3歳、弟とは6歳離れていました。
弟が生まれてからは弟を独り占めしたいという思いが強く外へ遊びに行くときも離れ難い気持ちになり、なんとか連れていきたいと思うようなそんな気持ち。4〜5ヶ月にもなると6歳の私は弟をおぶって遊びに行ったりしていたことを覚えています。

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