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東京食べ歩き・韻松亭

2日目のランチは「韻松亭」に行きました。人気店なのでお昼時はいつも行列ができています。もちろん、一ヶ月以上前に予約しておきました。

ちょっと奥まった小上がりのような感じのお部屋で別世界に迷い込んだような落ち着いた空間でした。

花籠膳」を頂きました。

内容は「よせ豆富」「生湯波」「生麩田楽」「蟹真丈」「海老酒煮」「近江赤蒟蒻」「里芋」「南瓜」「茄子」などとなっています。

右側のお茄子の隣にあるのが近江赤蒟蒻です。普通の蒟蒻とは食感が違っていて不思議な弾力とお味でした。おからもありましたが、しっとりしていてとても滑らかでした。どれも優しい味つけですが素材の美味しさの伝わる味付けでした。

「茶わん蒸し」にはごま豆腐が入っていました。「豆ごはん」の豆は炒り豆、歯ごたえがあって香ばしいお味の豆ごはんでした。

「季節の焼き物」は「幽庵焼き」でした。とてもしっとりしていて味もしっかりしていて、日本酒が飲みたくなりました。添えてあるのは大根かなと思ったら新玉ねぎでした。

「水菓子」は「ヨモギ麩饅頭」でした。モチモチした食感でヨモギの香りがいっぱいの優しい甘さのお菓子でした。

「韻松亭」は明治8年創業の老舗で歴史を感じる佇まいでお豆と旬の食材を使ったお料理のお店、一時期「横山大観」がオーナーだった時もあるそうです。3年ぶりだったのですが、やっぱりお料理も雰囲気も何度行っても飽きません。大事な人に会ったり、節目の食事会などに使いたいなと思えるお店、今回は家族全員での「遺作展」終了の挨拶回りの打ち上げでした。次回は誰と行こうかしら!

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