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流行りものに対する感動と感度

流行っている物の中には、確かに面白いと感じるものがあります。
「流行り物だから逆に読まない」
「皆が読んでいるからつまらなくなった」
そう感じるのは残念なこと、と言っている人がいて、
ハッとしました。

実は「鬼滅の刃」が人気すぎて、世間で騒がれ出したあたり。
逆に人気になっちゃったから、毎回、感動で泣くほどだったのに
読まなくなっちゃった時期がありました。反省。

ちゃんと読むと、やっぱり面白かったです。

逆に流行っているものだけが面白いわけではないという事実も見逃したくないもの。流行りものの魅力が理解できる頭を持つと同時に埋もれたものを見つけるセンスも磨きたいです。

先程の例でいえば、私は何故、「鬼滅の刃」にそこまで感動したのか?

「鬼が鬼になってしまった所以」が
「しょうがない現実への対応策としての結果」であり、
そこに深い共感を得ました。

キャラクターも魅力的ですが、
「きょうだい(きょうだい設定が多いのであえて平仮名です)の絆」や「鬼の背景」がすごく良く描かれていてテーマがきちんとあるのもいいです。

キャラクターに作者のファインダーがきっちりと合わせられている印象。

話は変わりますが、今のラノベ小説界隈で求められているのは、
「ここじゃないどこか。今の状況を打破して次の場所へという願望」が
すごく強いと思います。

異世界転生物がやたら、多いのは現実世界ににそれほど魅力がなくなっている人が多いのかな、と思ったりもします。

だから、自分の感動を大事にしたい。

流行り物でも流行りものでなくても、自分が「何に」「どこに」、「感動」したのか。

そこにフォーカスをあてていかないといけないなぁと感じます。

感動の感度。そこを磨いて掘り下げていかないと、人を感動するものを
自分の手で創り出すことなんて出来ない。そう感じます。

<感動するものは何か>

映画でも、舞台でも、音楽でもそのポイントを
書き出してみるところから種を蒔こうと思っています。

こちらの活動拠点はNPO法人となります。頂いたサポートは全て福祉団体の活動費となります。よろしくお願いいたします。