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北タイ留学備忘録:タイ時間と方言と


12月23日。クリスマス前日。

翌日に控えたクリスマスイベントのリハーサル・準備が14時からだったので、午前中は部屋で書き物をしたり昼食を食べたりして過ごしていた。
14時半、やばい遅れた、と思っていつもの練習場所(社会科学部食堂)についたけれど、相変わらず人が揃っていなくて、ゆるゆるとノリでミニ合奏をしていた。指揮者が来たので、半分くらいの人数のまま練習が始まる。

今から40分間休憩で、トラックに荷物や楽器を積んで移動するよー、と言われたので、楽器を片付けたり譜面台を運んだりして、やることもなくなったので駄弁る。そんなに時間要らんと思うねんけどなあ。
トラックはユーフォニウム吹きの男の子のものらしい。私物なの?すごいね。
トラックに荷物を積んだ後、「荷台のる???」と聞かれ、なんか面白そうだし「乗る!」と返した。気をつけて!落ちないように!とみんなに見送ってもらい、トランペット吹きの女の子と、荷台のヘリに腰掛けて風を感じながら学内を疾走。気持ちよくてさいこー。

あまり伝わらなさそう



イベント会場は大学の寮の前にある広場で、ステージ組がされていた。おそらく学生主体のようで、運営スタッフの中には見知った顔もあった。楽器を下ろし、運び、そこからリハーサルまでの2時間くらいやることがなくなる(この時間で練習すればいいのに、、、とちょっと思った。タイ時間はみんなのんびりしていて時間通りに進まないからスケジュールが全部早め早めに設定されがちな気がする)

暇なので、部活仲間ガールズの輪に入れてもらった。タイ語→英語→日本語で爆速で翻訳するゲームをしたり、部活のゴシップを喋っているところをほえーと言いながら眺めたり、日本に留学している妹ちゃんがいる子と日本の話をしたり。
呼び名の頭に“イー“をつける男には気をつけろよ!!!と言われた。蔑称の一つらしい。ただ、親しい人に対しては愛称にもなるらしい。タイ語ムズカシイ。

北タイ方言をいくつか教えてくれた。標準語とよく似ているけど少し言葉やイントネーション、アクセントが違うらしい。それから話し方がゆっくりになるとのこと。
チェンマイ生まれの自分たちは方言を喋るけど、大学では友達とも標準語で喋る、めっちゃ仲良くなったら方言になるけどね、と言っていたのが個人的に面白かった。私は関西出身で、関東の大学に進学してからは関西弁と標準語が入り混じっているけど、仮に関西の大学に進学していたら関西弁を貫いていたと思う。東北大学に進学した東北出身の子が、大学ではあまり方言を使わないようなもの?国や民族の違いって観点?チェンマイ大学へ進学するのは、地元民以外の方が多いのかな?他の大学や高校だとどうなんだろう、、、

16時ごろに、無料の菓子パンと水をもらった。部活でイベントに参加するのはこれで3回目だけど、拘束時間が長いリハーサルや本番の時にはどこかからパンやご飯やお菓子の差し入れがくる。どこからお金が出ているんだろう、、、

ツナ味

⚪︎タイ時間

「タイのこと好き?」「タイのどんなところがいいの?」「タイの嫌なところはある?」「カルチャーショックは?」タイ人の子達からこう聞かれることがよくある。
そして彼ら自身が自覚しているタイ人の習慣の一つに「タイ時間」がある。

「14時に集合ね!って約束したって、絶対誰も時間通りに来ない。タイ人のこういうところほんっっとヤダ。日本人はすごいよね、電車も時間通りだし、ちゃんと時間守るし、、、」
いやいや、そう言ってる姉さん方も十分、私から見たらのんびり屋さんだよ。
歩くのはのんびり。けど歩いて行くよりバイクを選ぶ。集合ものんびり。けど時間は早めに設定しておく。みんなでやったら早く終わるだろうに、みんな駄弁っていて何人かだけが動いている撤収/設営。
タイ時間、不思議。


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