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絶壁頭で良かった点をしぼりだしてみた

絶壁頭で良かったと思ったことは一度たりともない。

横から撮った自分の写真を見るたびにいつも幻滅していた。

どうしてこんなにも平らなんだ。

後頭部だけならまだしも、顔面まで。

嘆いていてもしょうがない。

頭蓋骨の形はどうあがいても変えられないのだから。

神の手を持つ医者でも到底できないだろう。

絶壁頭を受け入れ、前向きにとらえなければ。

悪いところばかりみていても滅入るだけ。

良いところにフォーカスしよう。

きっと良かったと思うところがあるはず。

そう思い、昨日の夜からずっと考えていた。

見つかった。

電車で居眠りしてて後頭部を窓ガラスに強打した時。

これだ。

頭がまんまる球体の人なら、接触する部分が点となり衝撃が大きいはず。

しかし、私のような平らな後頭部なら、点ではなく面で衝撃を受けることができる。

球体頭の人よりも衝撃は幾分緩和されるはずだ。

夜勤明けで電車で帰っていた時のこと。

毎度毎度、後頭部を激しく窓ガラスにぶつけ、居眠りしていた私。

身体は疲労困憊で眠気マックス。

他人の目などどうでもよい。

とにかく眠たいのだ。

何度頭を強打しようと寝たいのだ。

窓ガラスに頭を強打するたびに目を覚ましては、また船をこいでいた。

もし頭が球体で何度も強い衝撃を食らっていたのであれば、脳震盪を起こしていた可能性もある。

それほど強い衝撃を毎度毎度食らっていた。

絶壁だったおかげで、脳は正常に働いていたといっても過言ではない。

絶壁頭さまさま。


やっぱりそう思えないや。

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