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ほくろが無限に生えてくる

過去、顔のほくろをIPLという光治療で
除去したことがある。

除去したほくろの総数は15個。

鼻の隣にあるほくろだけが光治療で対応できず、
掘らなければならないと言われ、断念した。

それだけが顔に存在する、たった一つのほくろ
だった。

顔だけにとどまらず、体にもほくろがたくさんある。

左腕には北斗七星を思わせる、
たてに並んだほくろが9つも密集してある。

年々ほくろは増えており、除去した顔にも
新たなほくろが生えている。

15個取ったのに、気づけば7個も増えている。

もう、キリがない。

除去してもまた生えてくるのであれば、
潔くあきらめようではないか。

これからほくろが生えてきたとしても
あたたかく歓迎しようではないか。

ほくろに恵まれていることを受け入れて
生きていこうではないか。

顔がほくろで埋め尽くされたとしても、
チャームポイントとしてとらえればいい。


そういえば、幼き頃、いとこのユウ兄ちゃんと
たっちゃんと弟の4人で、ほくろの見せあいっこを
していた思い出がある。

普段、肌が露出していないところにあるほくろを
見せあうという遊びだ。

そんなところにあるの?
という意外性のある斬新なほくろを各々披露する。

自信作ともいえるほくろを見せあい、
腹をかかえてケラケラ笑っていた。

何がおもしろかったのいうのだろうか。

今となってはおもしろくもなんともない、
ただのほくろ。

次から次に生えてくる。

数えてもいないのに生えてくる。

まるで踏みつぶされても引っこ抜かれても
生えてくる雑草のように。

生命力、繁殖力が凄まじい。

この勢いは誰にも止められない。

いや、そんな勢いはいらない。

もうほくろは結構です。


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