ひねくれた性格のせいで
とあるドラムのコミュニティに所属している。
コミュニティにはグループラインがあり、ドラムや音楽に関する情報を各々が発信している。
グループラインに参加しているだけでトークもしないし、履歴もほとんど読んでいない。
未読の赤い数字があるのが気になるので、トーク画面はその都度開いている。
ここ最近のトーク履歴にこんな情報があった。
ドラマー必見の映画が3月15日(金)に公開されますね!
と。
「COUNT ME IN 魂のリズム」という映画らしい。
公式サイトも添付されている。
素直に、見たい!と思った。
しかし、ドラマー必見という言葉に引っ掛かり、見たい気持ちが失せていた。
いや、本当は見たい。
だが、ドラマー必見という言葉にあおられているような感覚がして反発してしまっている。
ドラムをやっている人は必ず見るべきですよね?
見ないはずはないですよね?
と勝手に言葉の意味を解釈してしまった。
自分のことをドラマーなんて受け入れてしまったことも恥ずかしい。
まだまだドラムのことなんて何も分かっていないくせに。
ほんのちょっとしたことで、本来興味があったことにも気持ちが冷めてしまう。
見たいなら素直に見ればいいじゃないか。
そう思っている部分もあるが、その一言がなければ、あおられている気分で見ることはなかっただろうにと他人のせいにしている。
人のおすすめや、絶対に見た方がいいよ?という言葉にも引っかかる。
チャンネル登録お願いします!や、いいねフォローお願いします!も同様。
ひねくれた性格のせいで、その一言を素直に受け止められない。
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