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あなたにとって創作とはなんですか?というアンサー

あなたにとって創作とはなんですか?

情熱大陸やNHKのドキュメンタリー番組に出演が決まったら、そのような質問を投げかけられるかもしれない。

その時のためにすでに答えを用意している。

私にとって創作は、おならをすること。

出したい時に出す、

出すことに意味がある、

ただ生成されたものをだす、

出すことが目的、

出すとすっきり爽快、

出さないと病気になる、

出したものは誰に見られなくてもいいし、認められなくてもいい、

だけど人に見られると恥ずかしい、

恥ずかしい行為、

創作はおならをすること。


と表現してみたが、阿呆丸出しなので却下したい。

相変わらずしょうもない発想、おもしろくないことしか考えられない人間だなと落胆している。

映画学校に通っていた頃、講師であるプロの監督に

「君たちの作品は見るに耐えない」

とよく罵倒されていたことを思い出した。

毎週、プロットや脚本を提出しそれについてみんなの前で発表しなければならない。

となりにはプロの映画監督が2人。

2人ともコテコテの関西のおじさん。

あまりにもひどいプロットや脚本だと破り捨てられることもあり、毎回毎回失禁寸前で怯えていたものだ。

講師の2人に罵倒されるのが怖くて、最終的に作品を提出する生徒が数人しかいなくなり、講師2人ともブチギレして授業放棄したこともあった。

映画好きでないくせに軽い気持ちで映画学校に入学したのだが、こんなシビアな環境で学ぶことになろうとは思いもしなかった。

とはいえ、創作のおもしろさを学んだことはとてもいい経験になったと思っている。

自分で言うのもなんだが、講師2人になんと罵倒されようとプロットや脚本を毎週確実に提出しつづけたのは私だけだった気がする。

もちまえの忍耐力や粘り強さがあったおかげで、監督として作品を作ることもできたと思っている。

しかしながら、やはり中途半端であることは事実。

作り手として多くの創作物に触れるべきだったのだが、それが圧倒的に少なすぎた。

映画監督になりたかった分際で映画を観ていなければ、本も読んでいなかったし、かといって他の創作物に触れることもしていなかった。

おもしろい作品を作れないのは当然だろう。

創作とはなんだ、と聞かれても上記のような阿保丸出しの回答しかできないのだ。

本当に創作する気持ちがあるのだろうかと、自分を疑いたくなる。

しかし、なにかしらのかたちで自分を表現していたいのは確かなこと。

それを今模索している。

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