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ジャングルジムの上にいるスカートをはいた女の子のパンツを見ようとしている君へ

小学校の昼休み。

ジャングルジムによじのぼり、
みんなでわいわい遊んでいる。

今日も日本のどこかでジャングルジムのストーリーが
存在しているかもしれない。

例えばこんなストーリーが。

普段さえない男の子、斎藤くん。

クラスのマドンナ、あかりちゃんのことが大好きだ。

あかりちゃんはジャングルジムの上にいて、
斎藤くんもよじのぼっている。

あかりちゃんは今日もかわいいスカートをはいている。

斎藤くんは、あることに気づく。

『下におりたら、あかりちゃんのおパンツ、
見れるかもしれない』

斎藤くんに希望の光が差し込む。

斎藤くんは、まだあかりちゃんのパンツを
見たことがない。

『見たい。見たい。

あかりちゃんがどんなパンツをはいているのか見たい。

でも、このタイミングで下におりたら、
不審に思われるかもしれない。

でも、あかりちゃんのパンツを見るには
今が絶好のチャンス。』

斎藤くんの汚らわしい欲と誠実さがせめぎ合っている。


そんな斎藤くんに言いたい。

もしかしたら、あかりちゃんは全てお見通しなのかも
しれない。

斎藤くんがあかりちゃんに思いをよせていることも、

斎藤くんがいつもあかりちゃんのことを見ていることも、

斎藤くんが体育の時間、あかりちゃんのブルマから
パンツがはみ出ていないか、いつも確認していることも。

これはあかりちゃんの罠なのかもしれない。

あかりちゃんは、斎藤くんが下におりて、
パンツを見るのを計算済みで

「きゃー、斎藤くんが今、パンツ見てた!きもーい!」

と言いふらす絶好のチャンスを見計らっているのかも
しれない。

気をつけろ!斎藤くん!

今は、自分の欲を押し殺す時だ。

絶対に負けてはいけない。

今は、斎藤くんの人生が地獄行きかどうか
大事な分岐点なのだ。

ジャングルジムの上にいる、スカートをはいた女の子の
パンツを見ようとしている君にも、
最悪な人生を送ってほしくないのだ。

今は純粋にあかりちゃんを好きだという気持ちを
大事にしてほしい。

ただそれだけでいいのだ。

女の子のパンツを見たいがために、
ジャングルジムの下から上を見上げてはいけないのだ。


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