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来年の春も待ち遠しい

春は嫌いだった。

出会いと別れの季節で精神的にエネルギーを消耗するし、花粉がつらい。

今朝目が覚めて、くしゃみと鼻水が出て、鼻をかみたかったけれど、それすらもめんどくさくて、鼻水を出したまま二度寝した。


7歳のおいっ子と5歳のめいっ子がいる。

去年の春、おいっ子が小学校へ入学した。

彼の晴れ姿を見たくて、入学式終わりに彼を迎えに行った。

わが子のように楽しい小学校生活を送ってほしいものだと心から思ったものだ。


そして来年の春はめいっ子が小学校へ。

子供の成長は早い。

ついこの間まで、よちよち歩きだったのに、もうランドセルを背負う年になっている。

おいっ子同様、彼女の入学式にも参加するとすでに決めている。

親でもないのに。

関係者席に座って彼女の晴れ姿を見守るのだ。

ピカピカのランドセルを背負って黄色い帽子をかぶって。

フォーマルスーツでも用意しなければならないか。


今まで子どもに興味がなかったし、むしろ苦手な対象だった。

だが、めいっ子とおいっ子ができて彼らがとても愛おしい存在になっている。


春も子どもも苦手だったけど、

来年の春がすでに待ち遠しい。


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