見出し画像

Vol.3「聞こえるとか…聞こえないとか…」夏ヴァージョン 


【響け ~La mia voce~】ご覧いただき、ありがとうございます。
多くの皆さまに、興味・関心を持っていただけること、心より嬉しく思います。今後も引き続き、よろしくお願いいたします



今回は、少し指向を変えてVol.3をお送りします。

気が付くと、もぅ6月も半ばになってしまいましたね…。

6月と言えば…
毎年のように、あちこちで台風が発生し、
「ジメジメ」「ジトジト」、何となく気分も晴れない…
そんな梅雨の時期がやってきます。


大人になると嫌悪感を感じる雨。

しかし…子どもの頃、私にとっては、
「最高の遊び相手」であり、「音楽」であり、「楽しみの」ひとつでした。


雨が降ると「T-シャツ」「パンツ一枚」になり、自宅の屋上へ一目散に駆けて行き、ずぶ濡れになりながら遊んでいました。

「料理用のボウル」や 「コップ」 などの容器を持って行き、
それに雨水を貯めて、水のかけ合いをしたり…
サッカーボールを蹴ってボール遊びをしたり…
水たまりで思いっきりジャンプをして、水しぶきを上げたり…

また、傘をさして「傘に当たる雨感覚」を楽しんだりもしていました。
雨の量強さによって、傘に当たる雨音の振動が変わるのが楽しくて、
傘を通じて身体に伝わってくる感覚が、とても心地よかったことを覚えています。
そして、傘の透明のビニールの部分から、傘に当たってはじける雨の様子を眺めることも好きでした。


雨の日に外で遊ぶなんて…と思われる方もいらっしゃると思いますが、
大きな雷が鳴っている時は、もちろん危険なので外で遊ばずに、部屋の中で雨が降る様子を眺めていました。
雨が排水溝に流れていく様子を見たり、風向きや時間によって移り変わる雨の様子(降り方)を眺めたりすることも楽しかったです。

私にとって、雨は、「見て!感じて!楽しむもの!」であり、
思う存分にタダで水遊びができる、最高の時間でした。


そんな、大好きな(だった)雨ですが…、
私は、家の中にいると「雨の音」がほとんど聞こえないので、気が付くと雨が降っていた…、なんて言うことがよくあります。

屋外にいる時は「ザーッ」?という雨音が聞こえても、
部屋の中にいたら、ほとんど聞こえないのです。

台風の時は、雨戸に風が当たり「ガタガタ」なるので「風が強くなってきた」ということは分かるけど、雨が降っているかについては、視覚的に見ない限り、把握できないことが多いです。


家族と一緒にいると、「あー雨が降ってきたな」「風も吹いてきたなー」という会話になるのですが、私には、全く聞こえないので
聞こえる人たちは、屋内でも雨の音が聞こえることを、はじめて知った時は、本当にびっくりでした。


なかでも、我が家の祖母は、雨が降ると
「雨が、いっぱい降ってきたなー」「ちょっと、小雨になったな」「やんだな」「雨の粒が大きくなったな」と、おしゃべり・ひとり言が付きません。


静かなところに、雨の音が聞こえ始めるたら、
「雨が降ってきた」と判断できることが想像できても…

「いっぱい降ってきた」「粒が大きくなった」というのは、
何で判断しているのか…
外の様子も見ていないのに、家の中にいて何でそんなことが分かるのか、
不思議で仕方がありません。

どんな音がするのかなぁ…、気になる「音の世界」です…。



」に関していえば、もう一つ、聞いてみたい音があります。

私が育ったところは、” 横断歩道 ” も ”信号” もない田舎で、
夏になると百足ムカデ蜘蛛クモなどの生き物が、元気よく活動し始めます。

油断すると、家の中に入って来て、噛まれて痛い思いをするなんてことが、毎年のようにあるので、昨年、「蚊帳かや」を購入しました。


そんなことは、どうでもよいのですが…
私の家族や親類は、「百足」や「蜘蛛」の ”足音"が聞こえるそうで、
特に障子しょうじの上」を歩いている時は、よくわかるというのです。

「紙が、ひっかかるような感じの音」がするらしいのですが…

想像もできないし、よく分からないので、
もし耳が聞こえるようになったら、「百足と蜘蛛の足音」を聞いてみたいです。(もっと、ステキな、いい音もあるだろうに…)


百足や蜘蛛は、個々によって、歩く速さって違うのかな?リズムってあるのかな?
百足の脚に「ドレミ」がついていたら、めっちゃ面白い!
「百足のマーチ」とか作りたい!
「アシダカグモ」のカップルが、社交ダンスを踊っている最中に、現を抜かして、16本の脚が絡まってしまったら面白いかな…??
…とか、訳の分からないことを考えています(笑)。


皆さんは、聞いてみたい音はありますか?
それは、どんな音ですか?
ぜひ、お伺いしたいです。


「聞こえるとか…聞こえないとか…」
別ヴァージョンもありますので、またの機会を楽しみにお待ちください。


今回は、この辺で…
読んでいただきありがとうございました。