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「天使にラブソングを−シスターアクト−」

初めて帝国劇場で観劇しました。

「天使にラブソングを−シスターアクト−」です。

映画は見たことあるけれど、舞台版は初めて。

森久美子さんデロリスも、蘭寿とむさんデロリスも気になっていたけれど、結局まゆさん(蘭寿とむさん)の日に観劇。

ちなみに、カーティスは大澄賢也さんの日でした。


ノリノリで、ハッピーなミュージカルとはこのこと! という率直な感想。

賛美歌もいいし、ディスコミュージックも最高でした。

そして皆さん歌上手いのなんの! ものすごく楽しめました。

たぶんわたしずっと笑顔だった。


そしてなにより、参加型のカーテンコールってこのミュージカルに合ってると思うんですよ。

入場の時にサイリウムみたいな腕輪もらって、カーテンコールの時に観客が一斉にそれを取り出して光らせて、一緒に踊るっていう。

楽しかったなあ〜元気をもらえる作品でした。


キャストについて

まゆさん

とにかくセクシーでした。

こんなにグラマラスな姿を出しちゃっていいのかー! ってこっちが赤面しちゃう。

踊りもキレッキレだし、ちょっと低めの歌声も強気なデロリスにバッチリ合っていました。

色黒メイク似合いますよね、まゆさん。チリチリヘアも似合う。

いや〜よかった。

自分がしたいことを貫いているデロリスに憧れる修道女さんたちの気持ち、ちょっとわかる気がします。

夢を本気で追いかけてるデロリスの姿、素敵ですし。

教会の中で俗世から離れて過ごしている彼女たちにとって、色々と煩悩だらけだけど、キラキラ生きているデロリスって新鮮だっただろうなあ。


石井一孝さん

エディ歌うっっま!!!!!!としか感想が出ないくらいうまい。

父が大ファンのギタリスト、松原正樹さんのライブでヴォーカルしてらっしゃるのはもう何百回も観ているのだけど(父が家でライブDVDを死ぬほど繰り返し見ているから)、普通にミュージカルで歌ってらっしゃる姿は初めて見ました。

とにかく歌うっまいなって感じですよ。

特にサタデーナイトフィーバーな感じの歌『いつか、あいつになってやる』がよかった。

汗っかきエディだけどデロリスのために頑張ってるんだぜ、でもうまくいかないぜ…っていう哀愁がね、よかったです。

最後もかっこいいし。デロリスのこと本当に好きなんだなあ〜って。


宮澤エマさん

かわいいし歌上手いし100点。

未知の世界を教えてくれたデロリスに、全力でなついてるのすっごくかわいかったです。

子リスちゃんって感じ。シスターメアリーロバート。

デロリスにもらったFMブーツ履いてるのめっちゃツボ。かわいい。

修道女のお洋服に紫のヒールブーツってやばい。かわいい。

とにかくかわいい。でも歌うと大迫力。うまい。


大澄さん

歌上手いし雰囲気ありますよね。オーラというか。

悪者だけど嫌いじゃないなあって思いました。

部下3人との掛け合いもコミカルでかわいかった。

ミュージカルコメディだから、悪者でてきても胸糞悪い悪! って感じじゃないからいいよね。

振り付けもされてるし、踊りも要チェックですよね。

大澄さんがそんなにめちゃくちゃ踊ってた記憶あんまりないけど。

シカゴとかで振り付け助手とかやっちゃうくらいすごいダンサーなんだよね…うーんもっとちゃんとみとけばよかった。

わたしの記憶め…。


鳳蘭さん

『ライ王のテラス』に続いて、観るのは二回目の鳳さん。

今回は厳しさと優しさを兼ね備えてる修道院長さんでした。

ライ王では愛が歪んじゃってる王妃様だったので怖くてしゃーなかったのですが、今回はコメディ部分を大いに担ってらっしゃった。

デロリスに振り回されてる姿、面白かったなあ〜。


カーティスの部下三人

キャラがたってる。めっちゃ立ってる。

こういう手下キャラってたいていみんな憎めないんですよね。

修道女を口説こうっていう歌めっちゃよかったです。みんな歌上手いし。

とくに泉見さん、めっちゃ特徴のある声。覚えちゃう〜。

あとは小道具(笑)スターウォーズ好きなのかしら…? 面白かった。


ほんとうにハッピーで、ずっと楽しい舞台でした。

2回目行きたくなっちゃった。



2016年5月28日 帝国劇場にて(2020年再編集)