2020年観劇振り返り(1年遅れ)
2020年は本当に観劇・音楽好きにとっては厳しい一年でした。取ったチケットを払い戻し、何度悲しみの涙を流したことか(流してない)。人生の楽しみの一つを奪われてしまい、喪失感を味わいました。チケット代分貯金できたわけでもないし…。
しかし、逆にライブ配信という形で自宅にいながらリラックスして観劇できるという、新しい観劇スタイルも体験できました。部屋着でお菓子食べながらゆったり観るミュージカルも良かった。
ということで、現地でみたもの、配信でみたもの、観る予定だったもの、もろもろ含めて2020年の観劇を振り返ります。
5月9日 ウエストサイドストーリー(中止)
@IHI ステージアラウンド
2020年の加藤和樹摂取作品の予定だったのに、コロナで中止。ちょうど緊急事態宣言中だったから仕方ないね。回るステージでのウエストサイドストーリー観たかったな〜。ねねちゃん(夢咲ねねさん)も出るはずだったので、加藤和樹と揃うと1789コンビでしたね。しかもトニーはカッキー(柿澤勇人さん)だった。無念。観たかったな〜。映画の方も延期になったし、せめてスピルバーグの映画は観よう。
8月9日 モーツァルト(韓国ミュージカル)
@オンライン
ジュンス!!!!!!歌!!!!!ウマ!!!!!!
いつか生で観たい韓国ミュージカル。ジュンス歌うますぎた。ガンヒョンさんの回もウンテさん回も観たかったな〜。みんな違ってみんないい。。ヴォルフガング役たちのうまさはもちろん、周りもべらぼうにうまい。コロレド司教役の人もめーっちゃうまかった〜。コミカルな動きもどっしりした演技も両方できて存在感あった。コンスタンツェもしか。あと、なんか日本よりもアンサンブルの層が厚い気がするんですよね。声出てるし、うまいし。なんなんだろうこの違いは…。
8月1日 ジャージーボーイズ コンサート
@帝国劇場
ほんとはミュージカルだったはずが、コロナ対策の影響でコンサートに。それでも芝居風の演出で、ストーリーをなぞるように歌い継いでいったので満足。ダブルキャストどっちも出てくるし。結果オーライということで。ただ、本来なら友達と連番の席だったはずが、1人1枚しかチケット取れなかったもんだから(しかも席はランダム)、離れ離れになってしまって…。コンサートなのに、その場で友達と感動を共有できないという寂しさがありました。まあ、終わってすぐ語り合ったのだけど。
アッキーが死ぬほど歌うまいのはもちろん、他のみなさんも歌うまー!歌舞伎俳優の右近さんだけ勝手に心配してたんだけど頑張ってた…!さすが!そして、一緒に観に行った子の推しである矢崎広さんもうまー!甘い歌声がとても良かったです。他のミュージカルも観たくなった俳優さんでした。
ジャジボガチ勢の方々はみんな専用ペンラもってて楽しそうだったな。わたしも欲しかった。
8月22日 8月歌舞伎
@歌舞伎座
歌舞伎が再開され、自分も自粛に疲れていた頃だったので、思い切って234幕耐久観劇をしました。良かった。。。
第二部 棒しばり
勘九郎さん巳之助さん扇雀さん
第三部 吉野山
猿之助さん猿弥さん七之助さん
第四部 与話情浮名横櫛
幸四郎さん児太郎さん亀蔵さん中車さん彌十郎さん
まずどれも出演者が豪華ですね。マイフェイバリットカブキアクター猿之助さんは、吉野山の狐さん役で出てました。七之助さんの静御前も美しかった〜。
いつも歌舞伎は祖母と一緒で、1階席の前の方で気合入れてみてたんですけど、ひとりで後ろの方でゆる〜く観るのもいいもんだなぁ。コロナ対策でドア開けっ放しにしてるもんだから、外の晴海通りを行き交う車の音が聞こえてね、歌舞伎を観ながら車の音が聞こえるっていう時代のねじれ?を感じてちょっと楽しかったです。
本当なら幕間は劇場内に居座ってもいいはずなんだけど、コロナ対策で外に出なければならず。近所のカフェでパンケーキ食べたり三越でウィンドウショッピングしたり、これまた有意義に過ごしました。
すごく文化的な休日を過ごした気分です。時間に余裕があるのであれば、複数部連続で観るのおすすめ。
9月13日 フラッシュダンス(延期→観劇断念)
@日本青年館ホール
ちゃぴちゃん(愛希れいかさん)のフラッシュダンス、観るしかないでしょ!と思っていたのにコロナで延期になり、振替公演の日はどの日も行けないという悲しい結末。
月組きってのダンサーだったちゃぴちゃんなら、フラッシュダンスもばっちりだろうと楽しみにしてたんですけどね。しかも相手役は広瀬くん。観たかったな〜。タイトル曲もいいし。悲しかったので、原作映画を観ました。いい映画だった。
12月1日 プロデューサーズ
@東急シアターオーブ
ようやく生のエンターテイメントを味わえた12月。友人のミーハーな気持ちによって吉沢亮の回を希望してたんだけど、見事なまでの完売。大野拓朗さんだってイケメンですよ…。というわけで、大野さん回を観劇しました。
さすが福田雄一、という感じのたたみかけるようなギャグ、そして下ネタ!ネタよりも隣に座ってた品のいいマダムが下ネタでガンガン笑うのがツボだった。ほんと、ギャハハレベルでめっちゃ笑ってるの。すごかった。
井上芳雄と大野さんの掛け合い、とても良かったです。芳雄は歌が上手いしシュッとした風貌なんだけど、全力でギャグやってて好感が持てる。頑張ってる感。そして大野さんはもうそもそも顔が面白い。イケメンだけどつい笑ってしまう顔だったな…。
福田作品になくてはならない存在である佐藤二朗さんも死ぬほどおもしろかった。あの人はヤバい。自由すぎた。ぜったいアドリブだらけだと思う。みんな大変だ。特にグーテンタークぴょんぴょんが大好きだった。
そして木下晴香ちゃん…!女優としてそんなことしちゃって大丈夫なのって心配になるくらい下品なことさせられてたけどめっちゃ潔くやりきっててもはやカッコ良かった。春風ひとみさんも然り。
あとは、吉野圭吾さんのゲイ役振り切りっぷりと木村達成さんのゲイ役ハマりっぷりも圧巻だった。ゲイ2人やばすぎた。
福田雄一のギャグ、アクが強すぎてちょっと疲れるし、なんならちょっとついていけない感じのもあるんだけど、ミュージカル愛は伝わるんだよな〜。ブロードウェイの華やかでゴージャスでエンタメ感抜群の雰囲気を表現したいっていうのがびんびん伝わる。ショーパートのハッピー加減は本当に良かった。ストーリーもいい感じにまとまってるし、やっぱりブロードウェイ作品はいいなと思いましたね。