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作文推敲アプリ「作文の芽」#04

前回の記事はこちらです。

「作文の芽」の開発

 順調に「作文の芽」の開発が進み、もくろみ通り 作文推敲サイクル がうまく機能するようになりました。
最大で 2,000文字(原稿用紙5枚分)迄はPDF自動作成ができるようにしておきました。

私の Googleアカウント 5つを総動員し、テストとして5つの異なる作文を同時に少しずつ追記・修正しながら繰り返し推敲を重ねて行きました。

前にも書きましたが、私はもともと作文を書くのはあまり得意ではなかったので、毎日ほんの少しずつしか更新ネタが湧きません。
しかし、何度もしつこくプログラムのテストを重ね作文推敲していくうちに、5本それぞれの文章がだんだん「まとも」な内容に変わっていくという発見が有りました。

もしかすると今まで作文が嫌いだった児童にも これまでとは少し違った作品が創れる様になるのでは。と思うようになって来ました。

『最高の自分』を探究する「Hungryプロジェクト」

ある日、O先生から『6年生を対象に「HUNGRY」プロジェクトを始めることになったので、プロジェクトのメンバーとして参加してほしいとの相談が有りました。

何かなと思い、資料を見ながら聞いていくと、

  • 「HUNGRYプロジェクト」は 6年生が「卒業式」という一大イベントに向かって各自が日々『最高の自分』を探求していくプロジェクト。

  • 「HUNGRY」プロジェクトのメンバーは6年全児童と担任 + 教務主任の先生。学外から学校運営協議会のメンバー、そして私を加え先生役は6名。

  • 課題は『最高の自分』を説明する「卒業文集の作文」とプレゼンの「動画制作」で内容は完全自由。言わばなんでもアリの世界で各自チャレンジできる。

  •  プロジェクトの授業は毎週一回2校時の枠を使い5~6名で組んだチームで活動する。

  • 基本的に一人ひとりの児童が自走していくのを私達先生側が「看取る」というスタンス。

  • プロジェクトの大枠スケジュールや提出物の仕様は予め説明するが、各チームへの方向づけや指導といった教える側では一切コントロールしない。ひたすらLog撮りに徹し週一回のミーティングで前回授業のLogや気づきを先生方でシェアする。

プロジェクト発足直後の学校内会議で意見を求められ、
「このプロジェクトがどんな方向に向かっても児童の意思に任せ動じないという『イノベーション力』を掲げた学校らしく、大変勇気ある決断をされましたね。子どもたちがどの様に進んでいくのか大変楽しみです。」と発言したのが記憶に残っています。

「作文の芽」をつかってもらえることに

このプロジェクトでは卒業文集の作文推敲ツールとして『作文の芽』を活用してもらえることになりました。
私にとっては、このアプリで約80名の作文創りを支援できるという大きなチャンスをもらいました。

実際に「作文の芽」を使ってみませんか

次回は「作文の芽」一般公開の開始にあわせ具体的な使い方をお伝えして行きたいと思います。


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