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大槌町地域おこし協力隊 2022年9月の報告(佐藤)

9月は3連休が2回ありましたが、国内ではそのタイミングで2個の台風に見舞われました。大きな被害を受けた方々には慎んでお悔やみ申し上げます。
上の写真は20日の古川市での写真ですが、台風が去った後には見事な虹が現れました。嵐のように過ぎ去った9月、振り返ってみたいと思います。

1、ダイビングライセンス取得講習

10日、11日、23日に大船渡は越喜来浪板海岸にてPADIオープンウォーターダイバーの講習会が行われました。大槌町の「藻場再生事業」に参加するため、自分もダイビングの資格を取りました。思えば大学の実習でダイビングの資格を取って以来ですからかれこれ25年ぶりくらいになります。一からやり直そうと今回受けましたが、人間の体は大したものですね。しっかり昔の動きやルーチンを覚えていて、すんなりと習得することができました。9月の東北の海は透き通っていてたくさんの生き物たちに出会えました。水深7mくらいで美味しそうなアジやサバがいっぱい!これであとは実際の作業に参加できます。楽しみです。

2、大槌祭り

16日〜18日は町をあげてのお祭りでした。震災後、苦しい中でさらにコロナにも見舞われ、町民の方々、それはそれは待ちわびていたようです。大いに盛り上がりました。17日は少し曇り空で時折雨にも降られましたが、18日は晴天でした。私は3日間ともタクシーに乗務し、町の賑わいを感じていました。なんとなく、みなさん明るくなっていたように思われます。おかげでタクシーの売り上げの方も上々でした。皆さんの足となって、お祭りを陰ながらサポートできました。良かった!

3、公民館での勤務

これまで、大槌町中央公民館で剣道を教えていることは報告してきましたが、これは公民館での業務があってこその出会いでした。普段は下の写真のように夜の事務室に詰めています。10月の「バスケットボール指導者講習会」に向けて、今月は色々と電話がけが多くなっています。

そんな折に、やはり台風の影響はここにも届き、19日には大槌町民の方々が続々と自主避難を申し出て来られました。丘の上のこの大きな建物は3.11の津波の時も避難所となりました。映画「岬のマヨイガ」にそのまま出てきます。
不安だったでしょうが数名の方々が安全にアリーナのシェルターで夜を過ごされました。役場の方もかわるがわる番をしていたそうです。中央公民館が役に立って、私も嬉しいです。

4、吉里吉里海岸花火大会

23日、吉里吉里の海で花火大会が開かれました。消防団の自分は18日(つまりお祭り3日目)の早朝もタクシーの直前まで草刈りをしてこの日に備えていました。23日当日は夕方まで雨が降り続き、開催が危ぶまれましたが開催の2時間ほど前に天候が回復し、無事に予定の時刻に花火が打ち上げられました。自分は消防団の服を着て交通整理をしていました。(ダイビング講習の後でちょっと疲れていましたが。)
打ち上がった花火が綺麗なのは誰でもよくわかっているけれど、自分が感心したのはその後でした。
全ての花火が打ち上がり、観客も一斉に帰った後、消防団のみんなで打ち上げ場所に集合し、そこの大掃除が行われました。私も打ち上げ場所を見るのは初めてでしたがすごいのはその場所のゴミ。まるで戦の跡。大小さまざまな薬莢が散乱し、紙もアルミもビニールも大量に地面に落ちていました。花火師の皆さんは、上空から降ってくるこれらと戦いながらあの美しい演出をしてくれていたんですね。
とはいえ、直前までの雨の影響でゴミは全て濡れてコンクリートにへばりつき、完全に片付けるのに1時間以上かかりました。いやほんと、皆さんお疲れ様でした。

5、車両系建設機械運転技能講習

28日、29日と千厩の職業訓練校へ行って大型の建設機械の運転資格を取ってきました。1月に小型、つまり3トン未満の資格を取っていたので、そのトン数の限定を解除すべく技能講習を受けました。いつも吉里吉里国で使っている機械よりも大型で、今回はホイールローダーも乗ることができたので、それはもうワクワクでした。これで機体重量の制限なく大型の機械も操作できるゾ!楽しみです。

6、その他

写真には残っていませんが、今月はツリークライミングの体験会を釜石と吉里吉里国で行いました。自分が全体のリーダーをやらせていただき、指導の難しさを実感しました。もっと場数を踏んで、より楽しい体験会を開けるようにしたいと思います。
ファシリテーターも目指したいけど、まずはそれまでの経験値だな。来年6月にファシリテーターを取れるよう精進したいと思います。(ホントは12月に取りたかったけど満員になっちゃった・・・。)

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