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マティスさん、日本政府の顧問やってくれんもんだろうか

 河野太郎さんがブルーインパルスを都内で飛ばしてくれる間に、アメリカでは大統領のトランプさんが「暴動鎮圧のために軍を出動させる」と騒いだ件について元国防長官のジェームズ・マティスさんが「お前、何いうとるねん、アメリカが分断されてまうがな」と公式に批判する声明をThe Atlanticに出してました。

 率直に、こういうことを言える政治家(元軍人)がいるって凄いことだと思うんですよね。それも、野良の退役軍人ではなく、政府要職に請われて就任していた(で、退任した)大物ですよ。

 言うなれば、官邸前で左派がデモを打ち、その規模にビビった安倍ちゃんが自衛隊を出そうとして制服組に羽交い絞めにされる的な様相です。まあ、あくまで例ですけど。本当の政治ってこういうことだと思うんですよ。

 で、一方では日本はジェンダーがどうとかいう理由で男女平等に役職を割り振りましょうという話がようやく浸透してきて、男ばっかの会合はさすがにマズいやろという雰囲気にはなってきたのですが、一方で、政府要職においてはやっぱり日本人がメインになっております。でも、民主主義において、また明治維新以降の伝統として、日本のためになる人であれば、どこの国籍の人でもスカウトして仕事を任せてきた社会でもあるはずなんですよね。

 そういうことであるならば、それこそ10億円でも20億円でも積んで、2年3年ほどマティスさんを日本に招聘したらいいんじゃないかと思うんですよね。ちょっとガチでマティスさんの話を聞きてえよ。政府顧問でも何でも役職はいいからさ。

 政府発注で裏金作ったり、五輪があーだこーだ言われていますけれども、もっとこう、世の理(ことわり)パワーを日本の微妙な政治シーンに注入するためにも、ちゃんと世界の叡智を携えた元要人をお呼びして、みんなで正座し沈思黙考して教えを乞う的なことがあってもいいんじゃないかと思うんですよね。

 もちろん、アメリカで功成り名を遂げた政治家は、引退後のボーナスとして社交界同然の資金集め講演ツアーをやったりもしていますし、名誉職を歴任するという点でも日本の天下りとは大差ない無茶をしたりもします。それでも、日本に偉人ポイントが溜まって一人召喚できる状態になっているなら、現代では間違いなくマティスさんお呼びしたいなあと思うんですよ。

 この米中対立が大変なところでトランプ政権はきっと駐日米軍の日本負担分の引き上げを、びっくりするような金額を請求したいと言い始めるかもしれません。その割に、日本の識者は意外と「日米同盟を基軸として、我が国の安全保障体制を構築する」とか平気で言います。

 冒頭のマティスさんのコメントは本当に心に沁みました。いや、ほんと日本に長居してくれねえかな。

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神から「お前もそろそろnoteぐらい駄文練習用に使え使え使え使え使え」と言われた気がしたので、のろのろと再始動する感じのアカウント