映画：「パラサイト　半地下の家族」を見た

先日、話題の映画「パラサイト　半地下の家族」を見ました。

感想としては、面白かった。
面白かったと言ってしまうと「爆笑」とかそういう「笑い」のイメージが最初にきてしまうけれど、そういう面白さじゃなくて（そういう面白さもあるけれど）、良い小説を読んだときのよう。

設定を見せられて、そこ日常が敷かれて、その上で人間が人間たる汚さを持って生きる。死ぬ。生きる。
一連の流れをテンポよく見せてもらったなーという感じ。
２時間越える映画はなー　最近なー　って少し及び腰で映画館に向かったけれど、体感１時間半だったから大丈夫！

この映画は「ネタバレしないで」映画なので、私は配慮しようと思う。
すると、ジャンルを言うことすら未見の方の楽しみを（ほんの少しでも）奪ってしまうような気がして･･･　うーん何を書けばよいのやら。
だって、例えばだけど
「ラブストーリーと思いきやミステリーで」なんていわれた日には、頭っから犯人と被害者を探してしまうのでは？
そういう楽しみ方もあるといえばあるのだけれど、「ネタバレしないで！」という監督さんの提供したい楽しみ方ではないよね。

だから、まあ、面白かったんだって。
状況の組み合わせ。
人間のダメなところ、汚いところ、滑稽なところ。
同じようなシーン、同じようなセリフでも変化していく受け手（我々）の気持ち。
じっくり味わって食べるタイプの映画でした。
オススメ！