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【プロレスの絵本】第10話 会場によって善玉と悪玉を使い分ける パンプス兄弟談


パンプス兄弟(左:メリー(弟) 右:ポリー(兄))近影

「旅から旅の毎日さ。花束くれる街もありゃあ、
  石投げられるとこもある。
  ある日、試合中に自分が今日善玉だったか悪玉か
  分かんなくなっちまってな。
  かかってきたんで思わず相手に目つぶし食らわしたら、
  どうも客の様子がおかしい。
  それで気付いたんだ。
  『ああ。今日の俺たちは善玉だった!』」

「あのときはあせったな。ブラザー」

「おう。慌てて相手いたわったりしてな。ハッハッハ…
  ん? 兄弟仲良くするコツだって?
  外に敵がいてみろ。
  イザというとき頼りになるのはやっぱり身内だっ
  てことが、厭でも分かるぜ。なあ、兄弟」


※週替りでレスラーや関係者が、自らの生き様を語ります。

【次の選手は】



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