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ニンジャヘッズ向けゲーム紹介:SEKIRO(隻狼)

◆この記事はニンジャヘッズニンジャスレイヤーの読者)向けに書かれている。同作品にかこつけて、2019年3月22日に発売されたばかりの新作ゲーム、SEKIRO: SHADOWS DIE TWICEを紹介しようという趣旨だ。なお、名称などをかなり「寄せて」お届けするため実際とは異なる。ご理解頂きたい◆

イントロダクション

これまでのあらすじ:主を攫われ、片腕をも失ったニンジャ、「狼」。廃テンプルに住む老人からサイバネ義手を譲り受けた彼は、幼き主・クロウを救出すべく、単身アシナ城へのエントリーを決行する。

ニンジャのイクサ

本作はニンジャを操るアクションゲームであり、イクサは避けられない。主人公のニンジャ「」はイアイドーの使い手だが、彼の武器はカタナだけではない。左腕のサイバネ義手には複数種のカラクリを組み込むことができ、スリケンをはじめ様々な攻撃方法を取り扱えるようになる。フックロープによる立体的な移動や、ニンジャ野伏力を駆使したステルス・アンブッシュもお手の物だ。また、彼に備わったユニーク・ジツ、カイセイ・ジツは、ゲーム面・ストーリー面どちらにおいても極めて重要な要素となる。

イアイドー

愛刀クサビマルによる熟達したイアイドーのカラテ。剣閃を弾き、態勢が崩れた隙を付いて一撃でカイシャク――すなわち「忍殺」(!)――するのが真髄にして基本のスタイルだ。ニンジャのイクサは一瞬でケリが付く!

時には、一度忍殺しただけでは爆発四散しない猛者も立ちふさがる。しかし惑うなかれ。インストラクション・ワン。死ぬまで何度でも忍殺するべし!

サイバネ義手

「ドーモ」……ちなみに、本作にアイサツのシステムはない。「狼」は名乗るべき名を持たないのだ。

「狼」の失われた左腕はサイバネ義手によって置換されている。単なる腕の代わり以上のハイ・テック業物であり、様々なカラクリ機構を仕込むことができる。スリケンクナイ・ダートカトン機構カラカサバクチク、and more……!また、フックロープを標準搭載している。このサイバネ義手なくしては目的達成は困難を極めるだろう。いくつかを以下で紹介する。

ニンジャたるもの、フックロープは必携品。高所へと速やかに移動できる。滞空中に別のフックポイントへと連鎖的に投げる事もできるため、さながらアメリカン・クモ・オトコめいたスウィング移動もでき、実際タノシイだ。一部の強敵とのイクサでは、フックロープを活用した戦法が有効となる。

「イヤーッ!」スリケン投擲!ボンズ・ウォリアー無残!ナムアミダブツ!――やはりニンジャといえばスリケン。クナイ・ダートもある。サイバネを強化すればタメ押しで強力なスリケン、ツヨイ・スリケンをも放てる!

「カトン・ジツ!イヤーッ!」KABOOM!ミノ装束火縄銃シューター炎上!――ガスバーナ=サンやスコーチャー=サンといった、サイバネカトンニンジャのファンにはたまらない機構。事前に消費アイテムの油壺を投げつけておくことで、通常の3倍炎上させる事もできる。ナイスクッキング!

「カラカサ・ジツ!イヤーッ!」鋼鉄カラカサが炎を、銃弾を、刃を弾く!――変わり種のカラクリ機構。アンブレラ=サンのように直接攻撃へと転用することはできないが、防御面では非常に心強い一品。ご存知の通り、ニンジャといえどサンダンウチ・タクティクスの前には死あるのみ。火縄銃部隊を相手取ったイクサでは、このカラカサが活路を拓いてくれるだろう。

アンブッシュ

ニンジャ野伏力を駆使したアンブッシュ。茂みや壁際に潜み、背後や頭上から気づかれずに忍び寄れば確殺できる。ゲーム中、補給拠点として点在しているブッダデーモン像を目指し歩を進めていくことになるが、すべてのエネミーを正面切って相手取っていては辿り着く前に消耗し切ってしまう。アンブッシュを積極的に狙い、HPや回復アイテムを温存するのがセオリーだ。

カイセイ・ジツ

実際、本作は難易度が高い。わずかな気の緩みですぐにHPが尽きてしまう。凶刃を受け、ハイクを詠む暇もなく爆発四散し……否、これは?刮目して頂きたい。「狼」に宿る極めて謎めいたユニーク・ジツ、カイセイ・ジツだ!

ゴウランガ!フジミか?あるいはシニフリ・ジツだったのであろうか?いずれにせよ「狼」は立ち上がった。サムライは、ニンジャ相手にザンシンを怠ったことをジゴクで後悔し続けるであろう。――「狼」のHPが尽きたとしても、一度だけ(進行次第ではさらに!)復活できる。首の皮一枚、されどイクサの明暗を分ける一枚だ。特筆すべきは復活のタイミングを任意で調整できる点であり、カタナを収め背を向けた敵に改めてアンブッシュを仕掛けるといった芸当も可能だ。もちろん逃走し先へと進んでもよい。ゲーム面はもちろん、ストーリー面にも大きく関与する非常に重要なシステムだ。

その他ピクチャー(人物、エネミー、世界)

「狼」の主、年若き御子クロウ。天涯孤独で、寄る辺は「狼」のみである。アシナ国を窮状から救いたいゲンイチロ・アシナ将は、彼の特異な力を狙っている。1~3部のラオモト・チバを想起させる人物だ。

ナムサン、スモトリだ!奥にもいる!ご存知の通り、スモトリのタフネスは実際脅威だ。ニンジャであっても正面切って刃を交えるのは得策ではない。

今度は巨大なバイオニワトリだ!こういったバイオ的巨大生物は妙に多く、他にもバイオトカゲバイオニシキゴイバイオイナゴなどが登場する。

老ニンジャ、レディー・バタフライ。ゲン・ジツとクナイ・ダートのタツジン。ニンジャだけあって非常に手強い。彼女に限らず、敵として登場するニンジャはいずれも強敵ぞろい。ザコ敵であっても例外ではない。モータルのサムライやスモトリばかりを倒して調子に乗っていると泣きを見るだろう。

ワッザ!あのニンジャはもしやヘルカイト=サン!最近助けたり助けてもらったりした彼だが、敵として立ちふさがるなら容赦はできない。殺すべし。ちなみに、ホーミングするダイシュリケンを放ってくる。

キョートを思わせる、奥ゆかしくも荘厳なテンプル。イクサを忘れゆっくり観光したいところだが、ボンズ達は躊躇なく攻撃してくる。マッタナシだ。

本作には、テング・オメーンを被りし孤高のハンターも登場する。彼いわく、「ニンジャは名乗る前に死んでゆく」とのこと。ピンクの光が見える。

おわりに

とりとめのない紹介だったが、いかがだったであろうか。このニンジャアトモスフィア濃度を前にして居ても立っても居られず、この記事を書いた次第である。ちなみに、今回紹介したニンジャ要素は作中のほんの一部である。そもそも私はまだクリアしていないため(おそらくまだ序盤であろう)、作中ニンジャアトモスフィア総量は計り知れないことを付け加えておく。

本作はダークソウルシリーズでお馴染みのフロム・ソフトウェアの作品なのでアクション難易度が高く、万人にはおすすめできないが、ニンジャヘッズならば常人の3倍はこの作品を楽しめるはずだ。ゲームを嗜むヘッズがおられたら、ぜひプレイしてみて頂きたいところである。

◆2019年3月30日追記:1週目をクリアしたので、別の紹介記事を書きました。こちらはニンジャヘッズ向けではないのであしからず。◆

SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE Play Station4 / Xbox One / Windows PC

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