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ナツノカホリ 展覧会【グループ展・東京】

こんにちは。
気がつくと今年が半分終わっていてはびっくりするばかりです。

夏のはじまりということで、グループ展に誘っていただきました。
ありがとうございます!
いつにも増してギリギリの制作になりましたが、満足のいく仕上がりの作品を作れてよかったです。
今更ながら展覧会についてまとめておこうと思います。

開催概要

ナツノカホリ 展覧会

○会期時期・・・ 6月22日〜23日 11時〜18時

日本の夏というと、様々な情景が浮かび上がります。それぞれが思う「夏」のカタチ。
6月のこの時期は、これからいよいよ真夏へと向かう季節の変わり目を強く感じる頃。

今回は、眺めているだけで、夏のかおりを感じるような作品を、4人の作家がそれぞれに表現致します。

出展作家
ひら子/切り絵  @naka_hirako2 
荻原久代/油彩  @hisayo_ogiwara
タンタン/切り絵と箔 @kirierium
新城梨乃/アクリル @artistrino

宣伝部長
ゆりんこ/@yurinco555

Gallery Aoyama Iyasaka
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2丁目7-14 VORT AOYAMA101 

企画運営・・・MIKAZUKI Art

展覧風景

場所は春展と同じくGallrry Aoyama  Iyasakaさんです。
相変わらず近くのドーナツ屋さんが大行列でびっくり。

4人のグループ展でしたが、みんな海にちなんだ作品でした。桜の時と違って、海だとモチーフも幅広くて面白かったです。
海への畏怖だったり、思い出だったり、命だったり、幸だったり。


新城梨乃さんの作品
自分自身も完璧にブランディングをしていて
とってもパワフルで素敵な人でした。
世界観が確立していてとても引き込まれる人です。
5連作くらいのサイズ感で見てみたい作品でした。
行動力含めて大尊敬
春展もご一緒させていただいた久代さんの油絵
相変わらず素敵な色彩で、
自分は経験していないのにその場を知っているような、
存在しない記憶を作り出してくれる作品です。
北海道出身の方が沖縄の海をみると
このように感じるんだな、と興味深いです。
タンタンさんの作品3つ
桜の時とはまた違う世界のお話を見ているようでした。
立体切り絵(箔)が表現している物語を
自分なりに考えてみたり、ただ眺めたり。
素材研究もたくさんされていて、本当に素敵だなと…。
そして私はサザエ
海の幸


新作 サザエ2点を出品しました。

本当に可愛くできました!!

栄螺

(作品に寄せてコメント)

サザエはここ数年作りたかったモチーフです。
今回のナツノカホリ展覧会を機にようやく形にできました。
瀬戸内海のサザエは角が生えていません。浅く波が穏やかな瀬戸内海では岩の隙間で踏ん張る必要がないため角はなく、ころころとした巻貝です。※諸説あり
初めて角の生えたサザエを見た時、なんて豪勢な姿なのか!ととてもびっくりしました。栄螺というご立派な漢字をもらっているのも納得の貫禄です。
学名はTurbo sazae
親しみのある音を学名に持つサザエですが、なんと2017年まで紆余曲折で有効な学名がなかったようです。昔から日本人に親しまれてきた貝なのに!そんなサザエを生々しく、可愛らしさや不気味さを少しおりまぜて作品に落とし込みました。とても可愛らしくできました。

サザエの旬は春らしいです。
それでも、浜焼きで初めて角の生えたサザエを見た時の印象なのか、この生き物からは蝉時雨や夏の香りがするような気がします。

作品については別でまとめようと思います。



展覧会に声をかけていただけるようになり、コンスタントに今年は作品を作れています。桜・栄螺と自分の頭の中に結構前からあった作品を少しずつ現実に落とし込めていて嬉しい限りです。
一回展覧会に出すたびに、次はこういうものを用意しよう、こういうところに気をつけよう、と反省点をあぶり出せます。少しずつできるようになりたい。

次は秋の展覧会に出品予定です。秋は大きい作品を制作するつもりです。
この作品も、ずっと頭にありながら作れていなかったモチーフなのでパワーを貯めて挑みます。
春夏秋冬 残り半分!

モデルの栄螺もおめかしして在廊してもらいました。

精進致します。
切り絵作家 ひら子

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