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切り絵/ オジロワシ 威風Ⅱ

こんにちは

こちらはパリに出品していた作品です。
遠くフランスから先日戻ってきました。おかえり。

3作目のオジロワシ

オジロワシを作るのは3回目となります。
冬の知床で見たあの世界はどうすれば表現できるのか、と云々と悩んで作った作品です。あの雪景色の中の王様、北の王様の姿。

▼2作目の子はこちら


突き刺さるような眼光に
いつまでも辿り着けないのだった
切りすぎない切りすぎない
翼のバランスはとっても気に入っています

今の自分にできるベスト、ではあった。
それでも辿り着かない、辿り着けない。知床は遠い。

5月のグループ展での出品の様子
@アトリエsizmaさん


2023 salon de l’art Japonais
第7回サロン・ド・アール・ジャポネ 2023

去年からの目標で、海外に展示してみたいと思っていたときにSNSで目に止まったこちらのイベントに出品いたしました。
日本の事務局が間に入ってくれるため、やりとりはほとんどなく全て日本語で完結します。海外出品にあたり不安となる言語面がカバーされていて安心でした。

海外に出品してみたかったのは、海外からの評価を聞いてみたかったから。

出品料は高額(当社比)でしたが、翻訳や海外輸送、現地の運営を考えると「まあ、そうか」という感覚です。

以前出品してみた猫のポストカード展に比べると(運営団体が違うため比べても仕方がないのですが)現地の様子の報告などがあまりなかったので残念に思ってしまいました。
開催期間に団体のSNSは更新されていたのですが、頻度としては低かった印象です。現地の空気感やご来場者様の様子などが掴めないまま開催期間を終えてしまいました。

現地に行っていた作家さんもいらっしゃるそうなので、そういう方には実り多き展示だったのではないでしょうか。

全体でどのくらいの人が来場していただけたのか。自分の作品を見てもらえた時の表情。
逆にスルーされて見てもらえないのか。
端にも棒にもかからないほど足りていないのか。
少しは人の心に残れたのか。

さっぱりわからないまま、ぼんやりと展示期間が終わってしまいました。
(SNSを減らしていた時期だったのもある)


海外出品するのであれば自分もその場で体感するくらいの熱量とお財布が必要だな、と海外に挑戦するにあたり必要な熱量など、とても勉強になりました。

開催を終えて、運営さんから届いた案内より総合監修の方の講評をいただきました。

ひら子さんは切り絵の名人である。この作品「威風」のなかで、猛禽類が正確無比な姿勢で大空に飛び立とうとしている姿がそれを証明している。見事な作品。

講評 アラン・バザール氏

開催にあたり、尽力いただきました皆様、ありがとうございました。


🐣

5月以降、プツッと公募用の作品を作ったり、何かに出品をしたり、積極発信できなくなってしまい、低迷した数ヶ月を過ごしてきました。
やっと、少しずつ何か活路を見出せそうな気がしています。

作品詳細

威風Ⅰ
A1/ 841×594
写真素材はSaki.sさんにご協力いただきました。
(Twitter@rinmei0699)

足りてない、と自分でも思う。
それでもこの作品を愛しています。

威風Ⅱ

精進いたします。
切り絵作家 ひら子

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