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切り絵は進化しまくり。「ぼくのさがしもの」 【104/1000*絵本】

モノクロと切り絵がかっこい雰囲気なので選んだ絵本。

「ぼくのさがしもの」たけうち ちひろ(著)

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【内容】
切り絵のモノクローム絵本。主人公ロボットは、ある大切なものをなくしてしまい、家の中、遊園地、図書館…と、あちこち探しまわります。でも、どこにも見つかりません。一体どこにいってしまったのでしょうか。想像力をかきたてる、白と黒を基調としたロボットの世界を一緒に旅してみませんか?前作『ぼくのつくりかた』に続く、たけうちちひろが描く切り絵の絵本“第2弾”登場です。2015年イタリア・ボローニャ国際絵本原画展入選作。

【感想】
切り絵なので全ページモノクロ。灯りのところだけ背景に黄色が入れてあるけれど、それ以外はモノクロ。文字はポイントのところだけ黄色の文字。文字も少し個性的なので切り絵かもしれない。切り絵って、繰り返しが多くて幾何学的でもあるんだけど、なぜか風合いが感じられる。そしてモノクロで潔くてかっこいい。

ストーリーはロボットが自分の片腕を探す。見つからないけれど、最後は「まぁいいか」の感じで落ち着いて終わる。何事もまぁいいか精神、大事だな。

【絵本のキーワード】
切り絵 モノクロ 潔い 幾何学的

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小か中の図工で切り絵っぽい紙のステンドグラス作りとか、個人的にはとても大好きだった。図工も美術も成績良かったしw。

藤城清治さんの切り絵も好きで、一度展示会を見に行ったことがある。

さて、最近の切り絵は、昔の切り絵と違ってむちゃくちゃ進化してる。芸術度のクオリティが半端ない。何人か女性作家さんの作品をテレビで偶然見たりしたが、もう感動モノ。なんじゃこりゃーーー!!と叫んでしまうこと間違いなし。

切り絵は平面という概念はもうどこにもなく、立体的だったり、レースにしか見えない作品だったり。とにかく途方もなく時間かかってそうな作業量を想像するだけでも圧倒される。

新進気鋭の切り絵アーティストさんの作品もまた見に行きたいな。

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