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「お月さんのシャーベット」 【739/1000*絵本】

2021年6月25日発売、めちゃくちゃ最近発売された絵本。最近絵本を新作のところをまず見て選んだりしてるので、出版されたてに出会うことが多いのです。

そして、翻訳は絵本作家の長谷川義史さん。絵本作家さんて、自分でも出版するけど、翻訳を手掛けられてるってこともよくあります。なので、文章はめちゃ関西弁なんだけど、作者は韓国人という感じ。絵も素敵で、リアルなモノと絵を組み合わせてある繊細さ。リアルなところも結構馴染んでいるので、どこから絵なのか見分けようと見入ってしまう。

真夏にみんなクーラーをつけて各々が過ごしていると、お月さんが溶けてきて、そのしずくを受け止めたオオカミの班長さんが冷蔵庫で冷やす。すると停電になっちゃって、みんなが外に出ると、班長さんの中から光が漏れてて。班長さんはみんなにお月さんのシャーベットを分けてあげる。みんなはそれを食べて。そうしてると、お月さんがいなくなって住むところがなくなったウサギさんがやってきたので、班長さんは月のしずくを植物にかけると、きれいなお花が咲いて、それが新しい月に。無事にお月さんも復活して、うさぎさんも帰っておしまい。

とっても雰囲気がある絵本なので、同じ著者のもまた読んでみたい。全部長谷川さんが翻訳してるみたいです。

【絵本のキーワード】
お月さま しずく 光 助け合い 夏

「お月さんのシャーベット」ペク・ヒナ (著), 長谷川義史 (翻訳)



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