オヤジの海 【38/1000*絵本】
なぜ選んでしまったんだろう?オヤジを!?な絵本。
「オヤジの海」さくら せかい(著)
【内容】
海が大好きなコエタロウ。波乗りにチャレンジするけれど、いつもいつも「オヤジの波」に乗れないでいます。何度も何度も失敗をくりかえし、「やめよう」「もうやめよう」と思うのです。でも…。「最後にもう一度」と、波にむかいました。
【感想】
波はアクリル板ぽいのとアクリル絵の具の立体的なのを絵本にしている感じ。いろんな形の波がオヤジに見えるという。
個人的には、フォントの入れかたが好みではない。太い丸文字フォントなんだけど色が濃すぎて強すぎる。子どもにとっては読みやすさバッチリだが、大人のわたしはそういう些細なデザインのバランスが、全体通して好みではなかった。
絵本は、文章で想像力を掻立てる小説などと違って、絵と文字のバランスをとって世界観を表現するモノだと思う。
サーフィン好きな人なら楽しめる絵本かもしれない。主人公が、何度も波乗りにチャレンジし最後成功するところは共感が持てる。
【絵本のキーワード】
海 波 サーフィン オヤジ
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同じ波でもこちらの波の表現が好き。
ザパーンドプーンLOVE『びじゅチューン!』
葛飾北斎「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」が発想の源。遠くでクールに立つ富士山と、しぶきを上げて荒れ狂う大きな波。対照的な両者を見ていて思ったのです。波は、富士山に何かを伝えようとして、もがいているのではないか・・・と。
「びじゅチューン」は、偶然教えてもらって知りました。まとめて動画を見まくった中でも「ザパーンドプーンLOVE」は好きな動画ベスト10くらいに入ります。健気にがんばる波が可愛い。
人生もいい波に乗りたい。
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