「グリドン グリドン」 【364/1000*絵本】
絵本チャレンジの1冊目に読んだ宮西さんの新作絵本。ぐうたらのおうさまの話。導入部分のおうさまのぐうたら度合いがちょっと他人事じゃなかった。だって、わたしも休みの日はかなりのぐうたらだもの。用事がない限り、家に篭ってますしね。週末のお昼寝ももちろんしてるし。
さて、おうさまは魔法のどんぐりを持っているネコを見つけて、それをひとりじめしちゃう。魔法でなんでも叶い、どんどん便利になるので、周りの家来もネコも追い出してしまう。
なんて勝手なんだ。
けれど、だんだん寂しくなったおうさまは、今度はネコに扮装して街に出ていたずらし放題。お城に帰ってきた時には、実は追い出されたネコが新しいおうさまになっていた。実は魔法が叶うのはどんぐりの数だけで、残念ながら元のおうさまは、どんぐりを使い果たしてしまったのだ。けれど元のおうさまはぐうたら度を発揮して、エサももらえるし、ゆっくり眠れるし、気ままなネコで居つくというユーモアたっぷりの絵本。
ネコになりたいと思ったことはないけれど、隣の芝生は青い的なことは誰でも思うし、ちょっと違うひとの生活を送ってみたいということはありそうです。
【絵本のキーワード】
ネコ おうさま 魔法 どんぐり ユーモア
「グリドン グリドン」宮西 達也 (著)
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