視点を転換する。「ハッピーハンター」 【103/1000*絵本】
ハッピーってことは、楽しいのかな??
「ハッピーハンター 」ロジャー デュボアザン(著)、安藤 紀子(翻訳)
【内容】
勇ましい格好のハンター姿に憧れたボビンさん。ある日、同じ服と大きな銃を手に入れて狩りに出かけました。森で出会う様々な動物たちに銃を向けますが、いつもしくじって逃げられてしまいます。ボビンさんの本当の狙いは何なのでしょう?ボビンさんと森の動物たちが繰り広げる、心優しい物語です。
【感想】
ハンターに憧れたボビンさんが、森にでかけ、いつもしくじってしまう。というか、動物たちを見つけると銃をかまえつつ、咳をしたり、歌を歌ったり、くしゃみをしたりして、結局動物たちを逃す行為を自らしている。
全然成果のない狩りをしているボビンさんは、いい散歩ができたなと満足して帰ってくるという。悪い見方をすれば、ハンターごっこでちょっとお馬鹿な行動。良い見方をすれば、動物たちにやさしい人間で共存共栄。狩りに出かけることを違う視点へと転換することがハッピーの意味のようだ。
毎年狩りに出かけつつも一匹もしとめないボビンさんが、年をとって出かけられなくなる。最後は動物たちが心配してボビンさんの家に訪ねてきて、庭でみんなで談笑するというハッピーストーリー。
ちなみに左ページに文字、右ページに絵という構成。そしていろんな動物が変わっていくのだけど、それぞれの場面はちょっと言葉が違っているだけど、文の構成は同じ繰り返しです。絵本でこういう構成って結構あるなぁ。
【絵本のキーワード】
ハンター 狩り 視点の転換 動物 ハッピー
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普段あるネガティブな発想をポジティブに転換するのもなかなかむずかしい。ハッピーに転換することの例を考えていたんだけど、ちょっと浮かばず。。。
でも、今「宣伝会議賞」のコピーを考えていると、よく転換することがあります。はじめはネガティブなコピーを浮かぶんだけど、それをポジティブに転換したいなとよくチャレンジしてます。
普段からポジティブに転換する癖をつけたいところです。
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