見出し画像

知識も行動も追いついてない。「ゆめみるハッピードリーマー」 【110/1000*絵本】

夢見たいなー。

「ゆめみる ハッピードリーマー」ピーターレイノルズ(原著)、なかがわ ちひろ(翻訳)

画像1

【内容】
55万部突破のロングセラー『ちいさなあなたへ』のピーター・レイノルズの最新作。
主人公は夢見るのが得意な少年。
昼間にも、ちょっと変わった夢も見るので、まわりからは、「じっとして! 」「しずかに! 」など、注意される。でも、少年は、自由に思考し、いろんな音を聞き、ある時は静かに、ある時は叫び、ある時は自由に創作するDREAMERだ。
僕は僕らしくある、自然体の少年は「君は君らしくあることが大切」ということを教えてくれている。今までの作品以上に、明るく伸びやかなタッチで描かれているのは、夢見がちな男の子が日常感じる、いろいろな気持ち。
この子はADHD(注意欠如多動性障害)である設定で、夢見る気持ちをADHDの症状に重ね合わせて構成されている。
ADHDに悩む親子にも、また「うちの子、ちょっと育てにくい」というレベルまで、幅広く気持ちに寄り添う絵本。

【感想】
イラストもシンプルで、夢見がちな男の子の内面がシンプルに描かれている。シンプルに描かれてるけど、実はかなり重めの絵本。

この絵本、ADHD(注意欠如多動性障害)をわかりやすく表現してある。最近よく聞くようになってきたし、私の周りに発達障害の子どもさんがいると思われるお母さんの投稿で、そういうのがあるんだと気づきはじめた。あと黒柳徹子さんの「窓際のトットちゃん」は読んでいるので、個人的には想像しやすい。トットちゃんは、強い個性なんだという認識は少しはできている。でもADHDを持っているひとの心や気持ちや行動、周りの気持ちが完璧に理解できているかというとやっぱりむずかしい面はあるかと思う。

最近、NHKが「発達障害」週間で特集している。

これらを見てるとわたしもそういうのがあるんだという認識を常に持っておかないといけないんだなと。知り合いの投稿のリンクを見ててわかってきたのは、海外に比べ日本はすごく学校での対応も遅れているそう。現状、日本の学校の先生でも認識が甘いとのこと。

やっと認識できる広報の一歩が出始めで、これから少しずつ一般にも理解が広がっていくような気もする。

【絵本のキーワード】
ADHD 個性 認知 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?