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金欠に図書館

年金制度改正により、週20時間以上勤務のパートでも社会保険の加入が必須となります。

これに伴い私も加入することになり、今回の給料から社保と厚生年金が給与天引きされました。
給与明細を見たときびっくりしましたよ、税金の高さに。そこに住民税(これも今年度から天引きにしました)が加わるわけですからますます手取りが減っていくな、と思いました。

したがって今月は未曾有のジリ貧、これではロクに本を買うことも出来やしません。何が嫌って、婦人科と耳鼻科に加えて歯科も通わなければならないからいその医療費を確保しないといけなくなるのがつらいわけで。これがワーキングプアです。
ですが幸運にも、私には家にいてもやることがいっぱいあるので粛々とその処理を行わなければなりません。いわゆるルーティンってやつです。

私は物書きなので月に読んだページ類型の千の位を1増やす形で読書をするようにしています。再読するよりも読んだことのない本を一回読んで読書メーターに記録しています。

積読分はいよいよシリーズ物しかなくなり、だからといってそれを読むのかと問われれば「先月は少し手を付けたから」という理由で読む気が起きませんでした。無意識に「シリーズ物→単著」という流れが出来てしまって、それこそ積読を多く抱えていた頃は単著物とシリーズ物とで収納ボックスに入れていたのですが、気づけば1つのボックスに全部格納されていました。
本屋での散財欲はあるものの、何せ生活を回すのと執筆案件をこなすのに必死で足が遠のくのも無理もありません。おかげで積読は減ったものの新しい本を読む回数が少なくなるわけですから「これではまずい!」と思い、久々に地元の図書館へ行きました。

普段の読書というのは自分が持っている本に加えて図書館やブックカフェ等の本でページノルマを達成しています。それこそ通院後や美容室の予約時間待ちとかにふらっと行って一冊読んでくる感じの、一杯ならぬ一冊引っ掛けてページ数を稼ぐのです。
よく「毎月◯冊読む」と目標を立てる人とかいますが、仮に一冊あたりの総ページ数が1000超えだったら絶対達成できないと思うんですよね。だから私は冊数よりもページ数にこだわったほうが良いというか、ページのためだけにざっくばらんにいろんな本を読みます。

地元の図書館にはあんまり良い思い出がありません。
中学時代、当時つるんでいた「友達」二人に人格をダメ出しされた挙げ句、チョコチップメロンパンを買ってくるよう脅迫された地でもあります。しかも受け渡しも図書館の駐車場で、まさか本当に買ってくるとは思わなかったみたいです。
主犯格の「友達」もまた読書好きでした。読書マラソンというのがあって、一緒に参加したことがあるのですが……山田悠介作品を読みまくった結果、三人の中で一番多く本を読んでいました。多分これが唯一の良い思い出かもしれません。
そういうのもあって、居住地である地元よりも県都に思い入れが強いんですよね。だから行く図書館もアウガか県立図書館のほうが多いまであるのです。

それでも地元の図書館には小説が多く置かれている美点もあって。配置的な部分も大きいのでしょうが、小説のバリエーションだけは地味に豊富という印象があります。
でも悲しいかな……15年前より本の数が少なくなったし、本棚にもチラホラ空きスペースが出来ていました。あと若干狭くなったような気がします。
人口減少によるものなのか、単純に利用者が減っているのか……それはお役所の図書館担当に問い合わせしてみないとわからないことですが、こんなんで使われるはずの税金を節制されるんなら森林環境税なんていらんやろと思ってしまいました。

なお今月の目標ページは以下の書籍で無事達成しました。


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