「私たちに父親はいなかった」という理解
グループセラピーを受け始めて約3年。
個人セラピーは約1年半。
認定セラピストの養成課程は8月末に修了した。
その間、幼い私が現実を受け入れるには痛すぎて
無意識で歪められてきた認知能力を
セラピーを通して
少しずつ少しずつ修正してきて
『真実』を観る目が養われつつある今。
1か月前にようやくようやく
タッチできた父から引き継いだ「痛み」。
私は、この傷にタッチするためにセラピーを重ねてきたのかもしれない・・・とも感じるほど。
その傷は・・・
「父性の不在」
存在としては
父の父親(祖父)はいたけど
エネルギーとしては機能してなかった。
それを補うように
肥大化した母性のエネルギー。
ヒステリックな祖母に飲み込まれ
アップアップしながら
父は今でも自分の父親を探し求め
見せかけの父性を振りかざし
(実はそれは肥大化した母性のエネルギーだった!)
生きてきたということ。
そして、父の傷をかばおうとして
生きてきた幼い私の傷。
1か月前、チャイルドケアセラピーの録画を見ているとき、突然起こった癒し。
テーマは『父というエネルギー ~健全な父のあり方とは~』
その講座中、紹介されたこのハートメッセージの画像を見ていたら涙が流れ出し、止まらなくなった。
「私たちには父親がいなかった」
イメージの中で、私のインナーチャイルドが
父のインナーチャイルドと手をつなぎ、そうつぶやき、泣き崩れた。
ずっとずっと前の代から、否定され隠されてきた
家系の問題。
そこにタッチできたようで力が抜けた。
やっと認められた事実。
外側の父は
みんなから頼られるリーダー
私が幼稚園の頃から、PTA会長だったり、仕事の組合長だったり、いろんな「長」のつく役割を果たしてきた。
家でも、「家長」として威厳を振りかざしてきた。
でも、セラピーで見えた、実際の父の中身は空っぽだった。
わたしも同じ。
みんなにいい顔して
どれがわたしか、わからなくなった。
役割依存。
居場所がない、迷子。
だけど、私たちの中に流れてた
「父親が不在だった」という事実を認めたら
不思議だけど
私たちの元に「父性のエネルギー」が戻ってきたような感覚。
上の画像をみて
父と私のインナーチャイルドが
「私たちのお父さんが戻ってきた!!!」って喜んでるイメージがわいてきた。
この写真は
父のインナーチャイルドと祖父のようにも感じて
涙があふれてくる。
理想化した父ではなく
等身大の父。
父への理解とともに
愛も流れてくる。
ここにタッチできてよかった。
そんな静かな、だけど、深い癒しが起こって一か月・・・
自分の中に「父性」が流れ込んでからの変化
思った以上に、この家系から引き継いだ「父性の不在」の問題は大きかったみたい。
①いつも、朝に突然襲われる、原因不明の不安・息苦しさがなくなった。
私は父のインナーチャイルドの「男としての生きづらさ」も、自分の中に取り込んできてしまったのかもな。
不安=父親という間違った認識を、幼い私はしてしまったのかもしれない。
こんなに息が通る感覚は、生まれてはじめてかも。
②女性である私を自然に楽しめてる感覚がある。
これは、10年ぶりにコンタクトにして、心躍る服を着て、主人に撮ってもらった最近の私の写真♪
あれほど拒否してたコンタクトを再開するなんて、自分でもびっくり(笑)
私が抱えていた「女であること」への後ろめたさや恥ずかしさ。
肉をまとうことで、隠してきた。(小さい頃から食べるの大好きで、高校時代は70キロ以上!)
それって、父が抱えていた「不在の父」という傷を、娘である私が無意識で穴埋めして「父の父」になろうとしてたために起こったことかもしれない。
小さい頃、私は女の子の格好が嫌いで、戦隊モノのグッズや男の子の遊びが大好きだった。
それにも関係してるかな。
何はともあれ、「この性で生きてていい」って肯定するためには
母性のエネルギーだけでなく
父性のエネルギーも必要なんだなって実感した。
③長男の変化
これも、びっくりな変化を感じている。
今までゲームの世界が中心で生きてた長男が、最近は、ゲームの世界から飛び出し、「休日を家族と楽しみたい」って一緒におでかけするように!
社会とのつながりもできてきたみたい。
それから、グミ・ガムなどの甘いもの大好きっ子で、私がいくら言ってもやめなかったのに、1週間ほど前から突然、「虫歯が気になるから、砂糖やめるわ」と砂糖断ち。
すぐに終わるかと思ったら、まだ、続行中!!!
これって、息子の中の「自分で決めて実行する」という父性・男性性のチカラの芽生えを感じるわ~。
あ。そうそう。
この夢もきっと、私の中に「父性」が流れ込んで、息子にも流れ始めてきたからこその変化だろうな。
④実家の父からの突然の電話
いつも実家から電話がかかってくるときは母から。
用事があって、父に替わるときも用事が済むと、すぐ切っていた。
父とはぎこちない壁があるみたいに感じて、何を話していいかわからなかった。
でも、「等身大の父」を感じられるようになってしばらく経ってから、
突然、父から電話があった。
しかも、用事があるわけでもない。
ただ、何気ない世間話。
私も、そのときは、構えず、自然体で応じていた。
ほんと、取り留めもないさりげない会話。
でも、電話を切ってから「あれ?父から電話あるのなんて初めてかも!!!」ってびっくりした。
あまりにも自然すぎて気がつかなかった(笑)
その後、じんわりとやっと「父と娘」に戻れたのだなぁという喜びの感覚が湧いてきた。
この先も自分の中にも流れている「父性」というギフトを、拒否せず、受け取っていけたらいいなぁ。。。
※来週、29日、チャイルドケアセラピーあります♪
録画での参加もできるそう。
興味ある方、なる早でお申込みしてください。
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