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7月28日は、地名の日&日本初の私設鉄道が開通&「日本アルプス」命名者・ガウランド氏が槍ヶ岳に登頂&オーストリアがセルビアに宣戦布告(第一次世界大戦のはじまり)&世界肝炎デー

【地名の日】

苫小牧

7月28日が地名に関する貢献をした2名、谷川健一:1921(大正10)年7月28日:地名学者、山田秀三:1992(平成4)年7月28日:アイヌ語地名研究家に関わりがあることから、日本地名愛好会が記念日に制定しています。

諸説あるものの、北海道の地名となっている多くは、アイヌ語が元となっていたり、派生したケースが多いと考えられています。

《一例》
札幌(さっぽろ):アイヌ語=サッ・ポロ・ペツ:意味=乾いた大きな川
小樽(おたる):アイヌ語=オタ・オル・ナイ:意味=砂浜の中の川
苫小牧(とまこまい):アイヌ語=ト・マク・オマ・ナイ:意味=沼の奥にある川
紋別(もんべつ):アイヌ語=モ・ペッ:意味=静かな川
釧路(くしろ):アイヌ語=クスリ:意味=温泉水
茨戸(ばらと):アイヌ語=パラ・ト:意味=広い湖
などなど、水流、河川、海流に関するアイヌ語と似た発音をする地名が、多数存在しています。


【日本初の私設鉄道が開通】

高崎線

1883(明治16)年7月28日、私設鉄道だった日本鉄道会社(現:JR東日本)が、東京・上野駅〜埼玉・熊谷駅間で運転を開業しました。

日本鉄道会社の開業は、日本初の私設鉄道であり、現行の東北本線や、高崎線が通る区間で開通しました。

上野駅〜熊谷駅間が開通した当初の停車駅は、上野駅、王子駅、浦和駅、上尾駅、鴻巣駅、熊谷駅の6駅で、上記各駅は私設鉄道開通時から、今日でも多くの方々に利用され続けています。


【「日本アルプス」命名者・ガウランド氏が槍ヶ岳に登頂】

本州の中部地方にある各山脈の総称「日本アルプス」の命名者で、イギリスの鋳金技師ウィリアム・ガウランド氏が、1878(明治11)年7月28日に、外国人として初めて槍ヶ岳の登頂に成功しました。

登頂時、その絶景を見た際に、ヨーロッパのアルプス山脈にも見劣りしない景色という同氏の純粋な感想が、「日本アルプス」という言葉の誕生になったとされています。

また、それまでは信仰のために登っていた槍ヶ岳に、スポーツの一種として登るようになったのは、この時期(明治期)以降だとも言われています。


【オーストリアがセルビアに宣戦布告(第一次世界大戦のはじまり)】

サラエボ事件

1914(大正3)年6月28日、後に「サラエボ事件」と言われる大公暗殺事件が発生。

《サラエボ事件・簡易概要》
オーストリア=ハンガリー帝国の皇帝で、国王継承者フランツ・フェルディナント氏と、その妻ゾフィー氏が、当時オーストリア領だったサラエボ(現:ボスニア・ヘルツェゴビナ領)を視察。

その視察中に、ボスニア出身のボスニア系セルビア人によって暗殺された事件。

この事件を受けて、1914(大正3)年7月28日、オーストリアがセルビアに宣戦布告をしました。

当時欧州は、それぞれの思惑から「三国協商vs.三国同盟」の構図がありました。

三国協商国=イギリス、フランス、ロシア
三国同盟国=ドイツ、オーストリア、イタリア

サラエボ事件を受けて、オーストリアに宣戦布告されたセルビアを後援するロシアに対抗するかたちで、各国が次々と参戦。

その後、協商側には、ベルギー、アメリカ、(同盟を脱退した)イタリア、日本、中国 が、同盟側には、トルコ、ブルガリアが相次いで参戦し、世界的規模の紛争へと発展。

後に、第一次世界大戦と呼ばれる大戦争になりました。

そして、この日は、第一次世界大戦開戦記念日として制定されています。


【世界肝炎デー】

ヨーロッパと中東の患者グループが、10月1日に制定していた「国際C型肝炎啓発デー」を、世界保健機関(WHO)が引き継ぐかたちで、国際デーとして、7月28日に記念日を制定しています。

国際表記:World Hepatitis Day

2010(平成22)年に、ウイルス性肝炎の、B型肝炎、C型肝炎の世界的認識を高めたのを機に、肝炎の予防、検査、治療が提唱されています。

日本でも日本肝炎デーとして、お酒の席などで酷使されがちな肝臓を休める意識をしようとの呼び掛けが行われています。

(以上、ネット検索より)

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