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5月11日は、長良川の鵜飼い開き&ご当地キャラの日&日本人2人が初めてエベレスト登頂に成功&チェスで人が機械に敗れる

【長良川の鵜飼い開き】

例年5月11日〜10月15日の期間に、岐阜県長良川で「鵜飼(うかい)」が行われていることにちなんで、その初日の5月11日に記念日が設けられています。

鵜飼いは主に、鵜匠:1人、中鵜使い:1人、船頭:1〜2人の3〜4人で構成され、松明(たいまつ)の火で鮎をおびき寄せ、繋いだ鵜に鮎を獲らせる伝統的漁法です。

鵜が捕えた魚は、鵜の食道で一瞬にして気絶させるため、鮮度を保つことができることから、鵜飼いを用いて穫れた鮎は、現在でも、皇居、伊勢神宮、明治神宮に献上品として奉納されるほど珍重されています。

また、鵜飼い漁の歴史は古く、世界的に見ても、日本や中国で7世紀の初め頃から行われていた とされていて、日本では「古事記」や「日本書紀」にも鵜飼いに関する記録が残っています。

日本で行われている長良川鵜飼いは、日本で唯一の皇室御用達の鵜飼で、長良川の鵜匠は、宮内庁式部職鵜匠という宮内庁の職員であり、国家公務員です。

《余談》
16世紀〜17世紀頃のヨーロッパでは、鵜飼いに似たものがスポーツの一種として宮廷を中心に行われていて、近年でも観光業の一環として、鵜飼いに似た形式が行われているところもあります。


【ご当地キャラの日】

日本ご当地キャラクター協会が、ご(5)とう(10)ち(1)の語呂合わせにちなんで、5月11日に記念日を制定しています。

地域の活性化だけでなく、ご当地キャラ同士の連携を深め、それぞれのローカルキャラクターを全国に発信していくことが提唱されています。

日本ご当地キャラクター協会に、会員として登録されているキャラクターは、少なくとも252体以上もあり、それ以外にも、ゆるキャラとして活躍する熊本県の「くまモン」など、協会未認定、協会非会員のご当地キャラクターも数多く存在しています。


【日本人2人が初めてエベレスト登頂に成功】

1970(昭和45)年5月11日、松浦輝男、植村直己の2人の冒険家が、日本人として初めてエベレスト登頂に成功しました。

ネパール〜中国〜チベット自治区にまたがるヒマラヤ山脈の最高点・標高8,850mのエベレストは、世界最高峰の山とも称されています。

ネパール側や欧米などの多くの地域での呼び名は「エベレスト」ですが、中国側からの呼び名はチベット語の「チョモランマ」と呼ばれています。

多くの登山家が挑むも、標高8,850mもの高さから「難攻不落な山」ともされるエベレストに挑んだ松浦輝男氏と植村直己氏の2人を含む登山隊は、エベレスト南東稜からの登頂で、見事踏破を成し遂げました。

エドモンド・ヒラリー氏

《余談》
世界初のエベレスト登頂者は、ニュージーランドの登山家・エドモンド・ヒラリーwithテンジン・ノルゲイ隊(1953(昭和28)年)で、同じく南東稜からの登頂に成功しています。

そして、この日は、冒険家で登山家の竹内洋岳(ひろたか)氏が、「エベレスト日本人初登頂記念日」として制定しています。


【チェスで人が機械に敗れる】

IBMが開発したチェス専用スーパーコンピューター「ディープ・ブルー」と、チェス世界チャンピオンのガルリ・カスパロフ氏が、1997(平成7)年5月11日に、第2回目の対局を行いました。

ディープ・ブルーは、1秒間に2億手もの先読みを行い、対戦相手の人間の思考をも予測する機能を持つとされた、スーパーコンピューティング人工知能AIで、前年の1996(平成6)年に行われた1度目の対局時は、3勝1敗2分でカスパロフ氏が勝利を収めていました。

が、2回目の対局では、2勝1敗3分でディープ・ブルーが勝利。

ディープ・ブルーの勝利は、AIの発展という観点からも、その役割を見事果たしたと目されています。

その後、ディープ・ブルー自体は解体され、一部がコンピューター博物館などに展示されていますが、ディープ・ブルーから派生した人工知能の研究、発展は、日々目覚ましいスピードで進化 し続けています。

(以上、ネット検索より)

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